NTP

時刻同期のためにNTPクライアント機能とNTPサーバ機能を提供します。

対象機種
SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
ver.2.10以降
表 1. IPv4/IPv6対応状況
機能 IPv4 IPv6
NTP 対応 対応

NTPとは

Network Time Protocol (NTP) は、様々なサービスやアプリケーションで時刻を同期するために使用される通信プロトコルです。時刻同期プロトコルの標準の一つであり、インターネット上に接続されたコンピュータの時刻を正確な状態に同期する仕組みを提供します。

動作モード

NTPを有効化すると、SEILはNTPサーバから時刻情報を取得してシステム時刻を補正し、SEIL自身もNTPサーバとして動作します。

動作モードをクライアントモードに設定すると、自身のシステム時刻の補正のみを行います。

NTPサーバモード

NTPサーバから時刻情報を取得し、自身もNTPサーバとして時刻情報を提供します。
  • 参照先のNTPサーバから時刻情報を取得可能な状態である必要があります。
  • Network Time Protocol Version 4(NTPv4) に準拠するNTPサーバとして動作します。
注: 使用時は意図せずオープンNTPサーバとならないよう、適切なIPパケットフィルタを設定してください。

NTPクライアントモード

NTPサーバから時刻情報を取得し、システム時刻を補正します。

補足

  • 参照先のNTPサーバは複数指定でき、取得した情報を評価し条件の良い情報を採用します。
  • 時刻同期していない状態の参照先のNTPサーバから取得した情報(stratum 16の情報)は採用しません。
  • NTPクライアントモード、NTPサーバモード共に、始点ポートにUDPの123番ポートを使用します。