A01813
L2TPv3のTie Breaking 機能が正常に動作せず、トンネルが確立しない状態になる場合がある不具合を修正しました。
- 関係する機能
- L2TPv3
該当機種 | 修正適用バージョン | 影響を受けるバージョン |
---|---|---|
SEIL/X1, SEIL/X2 | 5.90 | 未確認 |
SEIL/B1 | 5.90 | 未確認 |
SEIL/x86 Fuji | 5.90 | 未確認 |
SEIL BPV4 | 5.90 | 未確認 |
不具合の説明
L2TPv3のTie Breaking 機能が正常に動作せず、トンネルが確立しない状態になる場合があります。
L2TPv3の接続処理中の設定変更によって発生する可能性があり、多数のトンネルが設定された構成でさらにトンネルを追加設定した際に発生しやすい傾向があります。
不具合発生の条件
自発のSCCRQまたはICRQの送信と、対向からのSCCRQまたはICRQ受信の間に、l2tp コマンドによる L2TPv3機能のコンフィグ操作が行われると、本不具合が発生することがあります。
不具合発生の確認方法
L2TPv3対向の両方のログに「lose tie break check」が記録されている、または両方のログに「win tie break check」が記録されている場合、本不具合に該当している可能性があります。
回避・復旧手段
clear l2tp tunnel コマンドを実行し再折衝すること復旧できます。
変更・修正内容
L2TPv3のTie Breaking 機能が正常に動作せず、トンネルが確立しない状態になる場合がある不具合を修正しました。