Webブラウザなどに明示的に設定して利用する、HTTPプロキシサーバとして使用する基本的な設定手順を説明します。
- 設定パラメータを用意する
表 1. 用意する設定パラメータの例
項目 |
値 |
備考 |
待ち受けるインタフェース |
lan0 |
Webクライアントが接続されるインタフェース |
待ち受けるポート番号 |
8080 |
|
対応するプロトコル |
HTTP, HTTPS(SSL) |
|
利用するDNSサーバ |
203.0.113.1 |
利用する接続サービスが提供するDNSサーバなど |
- アプリケーションゲートウェイを設定する
# application-gateway http-proxy listen-port 8080
# application-gateway http-proxy accept-interface lan0
# application-gateway http-proxy enable
# application-gateway service add HTTP mode http
# application-gateway service add HTTPS mode ssl
#
- リゾルバの設定
# resolver address add 203.0.113.1
# resolver enable
#
- 名前解決のためにリゾルバを設定する必要があります。
以上で設定は終了です。
Webブラウザが利用するプロキシサーバとして、本機のIPアドレスおよび待ち受けるポート番号を指定してください。
HTTPまたはHTTPS通信を中継するとログを記録します。"show log function application-gateway"コマンドで確認してください。
DHCPサーバ機能でWPAD(Web Proxy Auto-Discovery Protocol)URLを配布し、Webブラウザの自動設定機能を利用することもできます。