PPPoEインタフェース

PPPoEインタフェースは、 LANインタフェース上にPPP(Point-to-Point Protocol)コネクションを実現するためのインタフェースです。

特徴

PPPoE接続サービスを利用する場合に使用します。

同一のトンネルにIPv4, IPv6両方のプロトコルを通すことができます。

IP Unnumberedに対応しています。
  • IPアドレスを借り受けるインタフェースを、LANまたはVLANインタフェースから選択できます。
表 1. IPv4/IPv6対応状況
機能 IPv4 IPv6
PPPoE 対応 対応

設定範囲

機種 設定可能な値 最大設定数
SEIL/B1 pppoe0 - pppoe3 4
SEIL/X1 pppoe0 - pppoe3 4
SEIL/X2 pppoe0 - pppoe7 8
SEIL/x86 Fuji pppoe0 - pppoe7 8
BPV4 pppoe0 - pppoe7 8

残留PPPoEセッションの切断

電源OFF/ON直後に一定時間PPPoE接続が失敗する事象を回避するため、未知のセッションIDのPPPoEフレームを受信したとき、送信元に切断要求(PADT)を返します。

ヒント:

PPPoE接続中に電源OFF/ONを行うとPPPoEサーバに切断が通知されないため、サーバ側はクライアントの不在を判断するまでの期間セッション情報を保持します。この残留セッションによって、同一ユーザIDによる新規接続が拒否されることがあります。

本機能は、サーバがセッション保持期間中に送信するキープアライブパケットなどに対して切断要求を送信し、サーバ側に残留セッションのクリアを促します。

  • 受信したPPPoEフレームの送信先MACアドレスが受信インタフェースのMACアドレスと一致し、かつ、同一セッションIDのPPPoEセッションを保持していない場合に切断要求を送信します。