WWANインタフェース
WWANインタフェースは、ダイアルアップデバイスを用いたWWAN(Wireless Wan)コネクションを実現するためのインタフェースです。
特徴
対応するモバイルデータ通信端末を用いたWWAN接続サービスを利用する場合に使用します。
ブロードキャストネットワークインタフェースとして動作します。
モバイルデータ通信端末によってはIPv6通信が行えない場合があります。
モバイルデータ通信端末にはPPPインタフェース、WWANインタフェースの両方をサポートするものがあります。 この場合、ユーザが選択したどちらか一方として動作します。 PPPインタフェースとWWANインタフェースの両方に同時に使用することはできません。
また、WWANインタフェースとして動作させた場合、PPPインタフェースよりも高いパフォーマンスを期待できます。
設定範囲
機種 | 設定可能な値 | 最大設定数 |
---|---|---|
SEIL/B1 | wwan0 - wwan3 | 4 |
SEIL/X1 | wwan0 - wwan3 | 4 |
SEIL/X2 | wwan0 - wwan3 | 4 |
SEIL/x86 Fuji | なし | 0 |
BPV4 | なし | 0 |
自動接続
利用方法に合わせて接続モード(接続開始の条件)を指定できます。
- 常時接続モード
- 起動または設定完了と同時に接続を開始し、明示的な切断操作が無い限り切断しません。 また切断を検知した場合、自動的に再接続を試みます。
- オンデマンド接続モード
- 通信が発生した場合に自動で接続を開始します。通常はアイドルタイマと併せて使用します。
注: オンデマンド発呼のトリガとなるパケットをWWANインタフェースに取り込むには、 DHCPをgatewayとする経路とは別にondemand-wwanをgatewayに指定した静的経路が必要です。 また、このときDHCPによって取得したgatewayを有効な経路として適切に選択するために、 DHCPのdistance値がondemand-wwanのものよりも小くなるように設定します。