password
ユーザインタフェースのログインパスワードを設定する。
- 実行権限
- admin
- 対象機種
- SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
password [admin | user] [algorithm <algorithm> [compatibility { on | off }]]
- <account>
-
- admin
- 管理者アカウント
- user
- 一般アカウント
- <algorithm>
-
- old
- パスワードを DES により暗号化する
- des
- パスワードを DES により暗号化する
- md5
- パスワードを MD5 によりハッシュ化する
- blowfish
- パスワードを Blowfish により暗号化する
- compatibility
-
- on
- 従来の暗号化パスワードとの互換性を保つ
- off
- アルゴリズムに MD5, Blowfish を選択した場合、互換性を保たない
Note
パスワードはアカウントごとに個別に設定でき、工場出荷状態ではどのパスワードも設定されていません。
admin 及び user のパスワードが設定されていない場合、ログインプロンプトからユーザ名の入力のみでログインできます。
パスワードとして使用できる文字数は128文字までです。 アルゴリズムに DES を選択した場合は先頭 8 文字のみ、Blowfish を選択した場合は先頭 72 文字のみ認証に使用します。それぞれ超過した文字は認証に使用しません。
ネットワークセキュリティの観点から、管理者アカウント及びユーザアカウント両方のパスワードを設定した状態で運用することをお勧めします。
注:
パスワードの設定内容によってはファームウェアの更新ができないことがあります。
ファームウェアバージョン2.70以降では、パスワードの保存方式の機能拡張に伴い、以前のファームウェアで使用できないコンフィグが保存されている場合には、 ファームウェアのバージョンダウンを実行できません。 具体的には、アルゴリズムにMD5またはBlowfishが選択され、"compatibility off"が設定されている場合にファームウェアのバージョンダウンが実行不可となります。
ファームウェアのバージョンダウンが必要な場合には、"compatibility on"を設定する、あるいはアルゴリズムにDESを選択してパスワードを再設定し、その後にファームウェアの更新を実行してください。
デフォルト値
キーワード | 値 | 備考 |
---|---|---|
admin | パスワード無し | |
user | パスワード無し | |
algorithm | md5 | |
compatibility | on (下記注意参照) |
注: compatibility のデフォルト値は、アルゴリズムにMD5 またはBlowfish、かつcompatibility off でパスワードが設定済みのときのみoffとなります。