経路選択アルゴリズム
SEILの経路選択に関する仕様について、解説します。
SEILは経路選択の判断基準として distance と呼ばれる情報を用います。
経路のdistance
distanceは、複数の異なるルーティングプロトコルから同じ宛先に向かう複数のルートが存在する場合、最適なパスを選択するための優先度として用いられます。
distanceは、小さい値が大きい値よりも優先されます。また、distance値に255を設定した場合は無限値となり、システムの経路として採用されません。ルーティングプロトコル毎の distance 一覧
プロトコル | distance | 変更可否 |
---|---|---|
Connected | 0 | 不可 |
静的経路(Static) | 1 | 可 |
OSPF | 110 | 可 |
OSPFv3 | 110 | 可 |
RIP | 120 | 不可 |
RIPng | 120 | 不可 |
iBGP | 200 | 不可 |
eBGP | 20 | 不可 |