show system
SEILのシステム情報を参照する。
- 実行権限
- admin, user
- 対象機種
- SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
show system [<option>]
- <option>
-
- arch
- ハードウェア情報
- hostname
- 現在のホスト名
- date
- 現在の時刻
- uptime
- 起動してからの時間と起動時刻
- load
- 現在のロードアベレージ
- memory
- 現在のメモリ使用率
- version
- ファームウェアとIPLのバージョン
- users
- 現在ログインしているユーザ情報
- cpustat
- 現在のCPU使用率
- serial
- 「Model-Serial」形式のシリアル番号
実行例
# show system
SEIL/X1 IPL Monitor version 1.03
SEIL/X1 Ver. 4.20 (VanDaminator)
Arch : SEIL/X1 Rev. A
CPU : CN30XX (0xd0202) Rev. 2
Vendor : OEM
Serial : AD9010J-BAA###000899
Host : "SEIL/X1"
Bootinfo: rebooting by software reset
Bootdev : flash
Date : 2013/05/21 17:27:18 (JST)
Up : 35 days 22:50 (since 2013/04/15 18:37:26)
Users : 1 user
Loadavg : 0.08 (1min), 0.02 (5min), 0.01 (15min)
CPUstat : Used 2%, Interrupts 0%
Memory : Total 128MB, Used 114MB (89%), Avail 13MB (10%)
- 機種によって表示項目が異なる場合があります。
Serial :
"Serial :" 欄は、個体を識別するIDを表示します。
SEIL/x86を除くSEILシリーズはハードウェアから読み取った情報を元に「Model-Serial」形式のシリアル番号を生成して表示します。
機種名を示すModelと製造番号を示すSerialは本体の銘板ラベルの記載と同等ですが、区切り記号の有無等の書式表現は必ずしも一致しません。また、ハードウェアの情報から読み取れない箇所を "#" に置き換えて表示します(#"への置換えによる一意性への影響はありません)。
SEIL/x86は固有のハードウェアを持たないため"Serial :" 欄の表示内容は起動キーから読み取ります。起動キーの種類によってはシリアル番号の情報を持たないキーがあり、その場合には"(unknown)"と表示します。Bootinfo :
"Bootinfo :" 欄は、起動または再起動の要因を表示します。
表示 | 意味 | 備考 |
---|---|---|
power on boot | 電源ONによる起動 | |
rebooting by software reset | rebootコマンドによる再起動 | |
rebooting by watchdog error | Watchdogによる再起動 | システムの異常停止が発生した可能性があります |
- 起動時にリセットスイッチが押されていた場合は、表示に ", with reset switch" が付加されます。
- SEIL BPV4では表示されません(起動要因を参照できません)。
SEIL BPV4のCPU使用率とグラフ表示について
SEIL BPV4のCPUは4つのコアを搭載しており、show system
コマンドで各コアの使用率を参照できます。
# show system cpustat
CPU0 stat : Used 0%, Interrupts 0%
CPU1 stat : Used 1%, Interrupts 0%
CPU2 stat : Used 0%, Interrupts 0%
CPU3 stat : Used 0%, Interrupts 0%
SMF/SMFv2モードで動作するとき、BPV4はグラフ表示のためのCPU使用率等のデータをサービスホストへ定期的に送信しますが、この値は全CPUコアの使用率の平均値かつ、単位時間当たりの平均値となります。(4コアすべての使用率が継続的に100%のとき、グラフ表示が100%となる)
また、BPV4はトラフィック処理には1コアのみ割り当てる仕様であるため、トラフィック処理性能の限界に達している(該当のコアが100%に達している)ときのグラフ表示は、次のように「interrupt」の値が25%前後を示します。
- interruptの値は主にパケット転送によって上昇するため、この値が25%に近い場合はトラフィックを処理しきれていない可能性があります。装置の負荷状況把握の目安としてください。