NTPの動作状況を参照する。
- 実行権限
- admin, user
- 対象機種
- SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
実行例
function info:
mode: server
host info:
status: synchronized
stratum: 3
offset: 0.310ms
jitter: 0.632ms
peer info:
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
+210.173.160.27 133.243.236.17 2 u 512 1024 377 6.451 0.526 0.341
*210.173.160.57 172.16.176.60 2 u 592 1024 377 6.119 0.929 0.712
192.168.0.103 .INIT. 16 u - 64 0 0.000 0.000 4000.00
説明
function info:
項目 |
項目の意味 |
mode: |
NTPの動作モード
- server
- NTPサーバモード
- client
- NTPクライアント
|
host info:
項目 |
項目の意味 |
status: |
上位NTPサーバとの同期状態
not synchronized
- 上位のNTPサーバと同期していない
synchronized
- 上位のNTPサーバと同期した
|
stratum: |
自身のNTPストレータム数
|
offset: |
時刻のずれの大きさ(ミリ秒) |
jitter: |
時刻のずれの分散(取得した情報の均一さ)(ミリ秒) |
peer info:
項目 |
項目の意味 |
remote |
参照先NTPサーバ。条件により行頭に符号が付加される
- *
- 現在参照しているサーバ
- +
- 良好なサーバ
|
refid |
NTPサーバ自身の時刻参照先またはステータス。ストレータム数が1のNTPサーバの場合には文字列で表示される場合がある
- IPアドレス
- 参照先NTPサーバ
.INIT.
- 時刻情報を参照できない状態
|
st |
NTPサーバのNTPストレータム数 |
t |
タイプ
u
- unicastクライアント
b
- bloadcastクライアント
|
when |
前回のポーリングからの経過時間(秒) |
poll |
ポーリング間隔(秒)
|
reach |
最近8回のポーリングの結果を記録する8進数値(377は最近の8回すべて成功を示す) |
delay |
通信遅延の大きさ(ミリ秒) |
offset: |
時刻のずれの大きさ(ミリ秒) |
jitter: |
時刻のずれの分散(取得した情報の均一さ)(ミリ秒) |
ヒント:
- reachの値について
- 表示された8進数値を2進数に換算すると過去8回のポーリング成否を判別しやすくなります。
reachの値 |
2進数換算値 |
ポーリング成否 |
377 |
1111 1111 |
最近の8回すべて成功 |
3 |
0000 0011 |
最近の2回のみ成功 |
370 |
1111 1000 |
最近の3回は失敗 |