ネットワーク上の任意のリモートサーバに設置されたファームウェアイメージをダウンロードし、更新する手順を説明します。
- ファームウェアイメージファイルを、あらかじめリモートサーバに設置しておいてください。利用可能なプロトコルは、"update firmware" コマンドでのURL指定における対応スキームに準じます。
対応スキーム |
ftp://, http://, https://, scp://, tftp:// |
- ファームウェア更新後に任意のタイミングで再起動する必要があります。未保存のコンフィグがある場合はあらかじめ保存してください。
- updateコマンドを実行する
# update firmware http://192.168.0.2/b1-390.img
total 7161740 bytes
running version: 3.75 (Saraband)
update version: 3.90 (Mussette)
write to flash ROM?[y/N] y
erasing 7161595/7161595
done.
writing 7161595/7161595
done.
#
注: ファームウェアの更新は数分程度かかります。故障の原因となりますのでファームウェア更新処理中に装置の電源を落とさないでください。
- updateコマンドは、フラッシュメモリ上のファームウェア領域を書き換えます。更新後のファームウェアは、次回以降の再起動時に読み込まれます。
- 再起動する
# reboot
Really reboot system now?[y/N] y
rebooting...
- 新しいファームウェアを適用するため、任意のタイミングで再起動してください。
- バージョンを確認する
# show system version
SEIL/B1 IPL Monitor version 1.00
SEIL/B1 Ver. 3.90 (Mussette)