SEIL/x86のキーをインストールする際のトラブルに関する確認事項です。
- 不要な改行を含んでいないか確認する
- install-keyコマンドで標準入力からキーを読み込むとき、不要な改行が含まれると入力がエラーとなる場合があります。
- 次の例では、キーの入力前に不要な改行が含まれるためにエラーが発生しています。
エラー表示の例
# install-key from stdin
please enter key data ("." for end of key data)
Starter0T+1U6DeIAAEAAAAAAIYAAQAAAAAJEURpc3RyaWJ1dGVkIHZpYSBT...
.OK?[y/N]y
error: Discarded key data, Invalid key format.
- 端末エミュレータ(telnetクライアントなど)の改行の送信方法によっては、意図せず改行が複数入力されてしまう場合があります。
- Windowsのtelnetコマンドをご利用の場合には、SEIL/x86への接続前に "unset crlf"コマンドの実行をお試しください。
Microsoft Telnet クライアントの実行例
C:\> telnet
Microsoft Telnet クライアントへようこそ
エスケープ文字は 'CTRL+]' です
Microsoft Telnet> unset crlf
ラインフィード モード - リターン キーで CR を送信します
Microsoft Telnet> open 192.168.110.128
login: _
- 起動デバイスを認識しているか確認する
- SEIL/x86が起動デバイス(ストレージ)を正常に認識していない場合、キーを保存することができません。
- システムはオンメモリで動作するため起動デバイスを認識していない状態でも動作しますが、install-keyコマンドやsave-toコマンド実行時にキーやコンフィグをストレージへ書き込むときに失敗します。
起動デバイスを認識している場合の表示例
# show system
~
Host : ""
Bootdev : wd0
起動デバイスを認識していない場合の表示例
# show system
~
Host : ""
Bootdev : <unknown>
キーが正常にインストールされると、"show key"コマンドの実行結果は次のように表示されます。
# show key
Startup Key:
Distribution ID : 0001-0000-0000-0086-0001-0000-0000-0911
Memo : Distributed via SEIL Community Site.
Status : VALID and registered.
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