A01230
ICMPv6 ECHO REPLY の送信時に、常に MTU=1280 でフラグメントする挙動を廃止しました。
- 関係する機能
- IPv6
該当機種 | 変更適用バージョン |
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SEIL/X1, SEIL/X2 | 3.90 |
SEIL/B1 | 3.90 |
変更・修正内容
SEILシリーズでは、ICMPv6 を確実に配送するために MTU=1280 と見なしてパケットを送信します。1280 は IPv6 ネットワークの最小 MTU 値であるため、これにより経路上でパケット過大エラーが発生して ICMPv6 パケットが失われる可能性を軽減できます。しかし、到達性確認用の ICMPv6 ECHO REPLY パケットに関しては、パケット過大エラーを回避しないほうがより的確な判断が可能です。このため、ICMPv6 ECHO REPLY パケットに関してはパケット過大エラーの回避はしないように仕様を変更しました。他の ICMPv6 パケットに関しては従来通り MTU=1280 を採用するか、バージョン 3.90 にて新設した ipv6 avoid-path-mtu-discovery オプションの設定に従って動作します。