A01429

あるマルチパス経路に対して、それらに含まれるようなより狭い経路が存在する状況下において、マルチパス経路に含まれる宛先への通信が行えなくなる場合がある不具合を修正しました。

関係する機能
経路制御
該当機種 修正適用バージョン 影響を受けるバージョン
SEIL/X1, SEIL/X2 4.50 1.00 ~ 4.50
SEIL/B1 4.50 1.00 ~ 4.50
SEIL/x86 Fuji 3.10 1.00 ~ 3.10
SEIL/neu 2FE Plus 未提供 1.00以降
SEIL/Turbo 未提供 1.00以降

不具合の説明

マルチパス経路(A1, A2)が存在し、これら A1, A2 の宛先プレフィクス(P)よりも狭い範囲を宛先プレフィクス(Q)とする経路(B)が存在する状況下において、A1 または A2 が削除されると、P に含まれてかつ Q に含まれないような経路への通信ができなくなる可能性があります。

不具合発生の条件

システムの経路表にマルチパス経路(A1, A2)が存在し、これら A1, A2 の宛先プレフィクス(P)よりも狭い範囲を宛先プレフィクス(Q)とする経路(B)が存在する状況下において、A1 または A2 が削除される場合に発生する可能性があります。

不具合発生の確認方法

この問題が発生すると SYSTEM ログに "Non-unique normal route, mask not entered" と記録されます。

回避・復旧手段

当該プレフィクスのマルチパス経路をいったんすべて削除し、再度追加することで正常に通信できるようになります。

変更・修正内容

あるマルチパス経路に対して、それらに含まれるようなより狭い経路が存在する状況下において、マルチパス経路に含まれる宛先への通信が行えなくなる場合がある不具合を修正しました。