A01430
L2TPv3でControl Connection確立の際、タイブレークが行われるとControl Connectionが確立せずL2TPv3トンネルが利用できなくなる不具合を修正しました。
- 関係する機能
- L2TPv3
該当機種 | 修正適用バージョン | 影響を受けるバージョン |
---|---|---|
SEIL/x86 Fuji | 3.10 | 未確認 |
不具合の説明
L2TPv3でControl Connection確立の際、相互にSCCRQを送信する状態になった場合はTie Breaker AVPの値を用いてタイブレーク処理がおこなわれますが、Tie Breaker APVの値が不正なため双方ともタイブレークで勝ちSCCRPを待つ状態になる場合があります。この場合、Control Connectionが確立せずL2TPv3トンネルが利用できなくなります。
不具合発生の条件
L2TPv3でControl Connection確立の際、タイブレークが行われる場合に発生します。
不具合発生の確認方法
双方のログに「l2tpd: [<tunnel_id>] win tie break check」が出力されている場合、本不具合に該当します。
変更・修正内容
L2TPv3でControl Connection確立の際、不正なTie Breaker AVPが送信されるため、タイブレークが行われるとControl Connectionが確立せずL2TPv3トンネルが利用できなくなる不具合を修正しました。