A01443

PPPアクセスコンセントレータ(PPPAC)機能のTCP MSS自動調整にサービス運用妨害(DoS)を受ける可能性がある脆弱性を修正しました。

関係する機能
PPPアクセスコンセントレータ
該当機種 修正適用バージョン 影響を受けるバージョン
SEIL/X1, SEIL/X2 4.52 1.00 ~ 4.52
SEIL/B1 4.52 1.00 ~ 4.52
SEIL/x86 Fuji 3.12 1.00 ~ 3.12
SEIL/neu 2FE Plus 2.18 1.80 ~ 2.18
SEIL/Turbo 2.18 1.80 ~ 2.18

不具合の説明

PPPアクセスコンセントレータ(PPPAC)機能でTCP MSSの自動調整(tcp-mss-adjust) を行う設定をした場合、偽装されたTCPパケットを受信することにより、PPPAC機能を提供するサーバプログラム(npppd)が異常終了する可能性があります。

  • プログラムが異常終了した場合、PPPAC機能を用いて接続したすべてのセッションが切断されたり、接続の受付を停止される場合があります。

詳細は、http://www.seil.jp/support/security/a01443.html を参照してください。

不具合発生の条件

PPPAC を使用しており、かつ、TCP MSSの自動調整(tcp-mss-adjust) を行う設定をした場合

回避・復旧手段

PPPAC 使用時に TCP MSSの自動調整(tcp-mss-adjust) を行う設定を行わないことで回避できます。

変更・修正内容

PPPアクセスコンセントレータ(PPPAC)機能のTCP MSS自動調整にサービス運用妨害(DoS)を受ける可能性がある脆弱性を修正しました。