A01470
静的経路時自動切替機能において、監視パケットが送信できない状態であると、他の監視対象への監視パケットの送信が遅延する不具合を修正しました。
- 関係する機能
- 経路制御
該当機種 | 修正適用バージョン | 影響を受けるバージョン |
---|---|---|
SEIL/X1, SEIL/X2 | 4.54 | 未確認 |
SEIL/B1 | 4.54 | 未確認 |
SEIL/x86 Fuji | 3.14 | 未確認 |
不具合の説明
静的経路時自動切替機能において、監視パケットが送信できない状態であると、他の監視対象への監視パケットの送信が遅延する場合があります。
- 特に、監視パケットが送信出来ないエントリが複数あった場合に、内部的にパケットの送信できない監視対象のエントリのみで送信間隔が経過し、送信できない悪循環に陥る問題があります。
不具合発生の条件
- フロートリンクでIPsecインタフェースを構成する環境で対向拠点のIPアドレスが解決できない時に顕著に発生します。
- 送信した監視パケットが到達不能であった場合などは、この問題に該当しません。
不具合発生の確認方法
監視パケットの送信に失敗すると、次のようなログが記録されます。
- lanbackupd: internal error: ICMP: Can't send icmp_echoreq <address>
変更・修正内容
静的経路時自動切替機能において、監視パケットが送信できない状態であると、他の監視対象への監視パケットの送信が遅延する不具合を修正しました。
- 監視対象宛のパケットが送信できない場合に他の送信が遅延しないように修正しました。
- 特に、フロートリンク利用時に対向拠点のIPアドレスが解決できない状態では、送信失敗としてfail-conutがカウントされます。