A01475

IPsecインタフェースの設定にフロートリンクを使用しているとき、対向側のIPアドレスが解決していない状態であっていも当該インタフェースをゲートウェイとする経路が有効になるよう変更しました。

関係する機能
IPsec/IKE
フロートリンク
経路制御
該当機種 修正適用バージョン 影響を受けるバージョン
SEIL/X1, SEIL/X2 4.60 未確認
SEIL/B1 4.60 未確認
SEIL/x86 Fuji 3.20 未確認

不具合の説明

IPsecインタフェースの設定にフロートリンクを使用しているとき、対向側のIPアドレスが解決していない状態では当該インタフェースをゲートウェイとする経路は有効になりません。

回避・復旧手段

対向側のIPアドレスの解決状況によって経路の状態が変化することから、想定外の経路へパケットが送信される場合があります。 IPsecインタフェースをゲートウェイとする経路と共に、同一の送信先ネットワークに対して優先度の低い disacard 経路を設定してください。これにより、パケットループ等の予期しない動作を予防できます。

変更・修正内容

IPsecインタフェースの設定にフロートリンクを使用しているとき、対向側のIPアドレスが解決していない状態であっていも当該インタフェースをゲートウェイとする経路が有効になるよう変更しました。

  • 但し、IPアドレス未解決時に IPsecインタフェースへ流入したパケットは破棄されます。
  • IPアドレス未解決時に当該経路を無効にしたい場合は、route コマンドの keep-alive パラメータによる死活監視を利用してください。