A01520

フロートリンクを使用しているIPsecインタフェースのパラメータを変更すると、VPNトンネルが再確立されないことがある問題を修正しました。

関係する機能
IPsec/IKE
該当機種 修正適用バージョン 影響を受けるバージョン
SEIL/X1, SEIL/X2 4.70 未確認
SEIL/B1 4.70 未確認
SEIL/x86 Fuji 3.30 未確認

不具合の説明

フロートリンクを使用しているIPsecインタフェースのパラメータを変更すると、VPNトンネルが再確立されないことがあります。

  • IPsecインタフェースの description, mtu, mss パラメータおよび unnumbered パラメータで指定された仮アドレス取得元インタフェース(通常は lan0)のアドレスを変更すると、フロートリンクで設定されたトンネルアドレスが再設定されず、未設定状態になります。また、unnumbered パラメータの反映が不十分になるため、経路制御で問題が生じることがあります。
  • 設定変更後に再起動した場合は正常に動作します。

不具合発生の条件

IPsecインタフェースの description, mtu, mss パラメータ、unnumbered の仮アドレス取得元インタフェースのアドレスを変更すると影響を受けます。

不具合発生の確認方法

show status floatlink を実行すると、当該インタフェースの Tunnel: パラメータが not configured になることがあります。また、mtu, mss パラメータや unnumbered 設定の仮アドレスが反映されません。

回避・復旧手段

設定変更後に再起動することで、正しく動作します。

変更・修正内容

フロートリンクを使用しているIPsecインタフェースのパラメータを変更すると、VPNトンネルが再確立されないことがある問題を修正しました。