A01699
VRRPv3の監視機能において、PPPoEインタフェースの状態変化を正しく検知しない場合がある不具合を修正しました。
- 関係する機能
- VRRP
該当機種 | 修正適用バージョン | 影響を受けるバージョン |
---|---|---|
SEIL/X1, SEIL/X2 | 5.30 | 4.00 ~ 5.30 |
SEIL/B1 | 5.30 | 4.00 ~ 5.30 |
SEIL/x86 Fuji | 5.30 | 2.50 ~ 5.30 |
SEIL BPV4 | 5.30 | 5.00 ~ 5.30 |
不具合の説明
VRRPv3の監視機能において、PPPoEインタフェースの状態変化を正しく検知しない場合があります。
- 状態変化を検知しなかった場合、仮想ルータの状態が想定通りに制御されない可能性があります。
不具合発生の条件
PPPoEインタフェースが関連付けられた物理インタフェースのリンク状態に変化が無いままPPPoEセッションのみ切断された場合に、状態の変化を検知しません。
不具合発生の確認方法
ログを確認し、PPPoEインタフェースに関する "ipcp layer link down" のログの直後に、"vrrpwatchd[xxx]: link pppoe0 status changed up -> up" のように "up" から "up" へ遷移しているログが記録されている場合、本不具合に該当した可能性があります。
回避・復旧手段
当該の vrrp3 設定を一旦 disable に変更し、再度 enable に変更することでPPPoEの接続・切断状態と監視状態を一致させることができます。
変更・修正内容
VRRPv3の監視機能において、PPPoEインタフェースの状態変化を正しく検知しない場合がある不具合を修正しました。