A01718
ブリッジに所属するインタフェースでBACKUP/INIT状態のVRRPv3仮想ルータが動作している場合に、仮想IPアドレス宛てのパケットを破棄せず通常のパケット受信処理を行うよう修正しました。
- 関係する機能
- VRRP
該当機種 | 修正適用バージョン | 影響を受けるバージョン |
---|---|---|
SEIL/X1, SEIL/X2 | 5.32 | 未確認 |
SEIL/B1 | 5.32 | 未確認 |
SEIL/x86 Fuji | 5.32 | 未確認 |
SEIL BPV4 | 5.32 | 未確認 |
不具合の説明
ブリッジに所属するインタフェースでBACKUP/INIT状態のVRRPv3仮想ルータが動作している場合、仮想IPアドレス宛てのパケットを受信すると自身宛てではないパケットを受信したものとして処理することが期待されますが、当該パケットを破棄してしまう不具合があります。
不具合発生の条件
ブリッジに所属するインタフェースで BACKUP/INIT 状態の VRRPv3 仮想ルータが動作しており、その状態で任意のインタフェースから仮想 IP アドレス宛てのパケットを受信する。
不具合発生の確認方法
発生条件に合致し、"bridge: bdg_forward for local pkt" ログが出力された場合は本不具合が発生している可能性があります。
回避・復旧手段
VRRP(v2)機能では本不具合は発生しないため、VRRP(v2)機能に切り替えることで本不具合を回避できます。 VRRPv3機能では回避できません。
変更・修正内容
ブリッジに所属するインタフェースでBACKUP/INIT状態のVRRPv3仮想ルータが動作している場合に、仮想IPアドレス宛てのパケットを破棄せず通常のパケット受信処理を行うよう修正しました。