A01948
インタフェースのアドレス設定にDHCPを利用する場合、DHCPサーバから他と重複するIPアドレスを提案された際の再要求動作と、設定変更操作のタイミングが重複したとき、インタフェースのアドレスが適切に設定されないことがある不具合を修正しました。
- 関係する機能
- インタフェース
該当機種 | 修正適用バージョン | 影響を受けるバージョン |
---|---|---|
SEIL/X1, SEIL/X2 | 7.03 | 5.97 ~ 7.03 |
SEIL/B1 | 7.03 | 5.97 ~ 7.03 |
SEIL/x86 Fuji | 7.03 | 5.97 ~ 7.03 |
SEIL BPV4 | 7.03 | 5.97 ~ 7.03 |
不具合の説明
本装置のDHCPクライアント機能は、DHCP OFFERメッセージで提案されたアドレスが既に他のホストで使用されている場合にDHCP DECLINEメッセージを送信して別のアドレスを要求しますが、この動作中に当該インタフェースに静的にIPアドレスが設定されると、インタフェースにIPアドレスが設定されない状態になることがあります。
不具合発生の条件
本装置のインタフェースの設定変更を実行した場合のほか、SMFv1モードで自動取得したコンフィグの反映動作時に発生することがあります。
不具合発生の確認方法
次のログが記録されている場合は、DHCPサーバから提案されたアドレスが他のホストと重複しています。
- "clearing dhcpinfo as a duplicate IP address is found"
インタフェースにアドレスが付与されていない状態に陥ったときにこのログが記録されている場合は本不具合に該当した可能性があります。
回避・復旧手段
DHCPサーバが他と重複するIPアドレスをリースすることがないように、DHCPサーバや同一リンクの各ホストの設定を修正することで回避できます。