PPPoE接続の設定手順(IPv4アドレス自動取得)

NTTフレッツなどのPPPoE接続サービスのうち、IPv4アドレスの固定割り当てを受けないサービス、または固定で1つ割り当てを受けるサービスを利用する設定手順を説明します。

  • IPアドレスをIPCP(PPPoE)により自動取得します。取得するIPアドレスが動的となるか固定となるかは利用するサービスの仕様に依存します。
  1. 設定パラメータを用意する
    表 1. 用意する設定パラメータの例
    項目 備考
    PPPログイン名 abcd1234@example.jp
    PPPパスワード PASSWORD
  2. PPP接続パラメータを設定する
    # ppp add PPP1 keepalive 30 ipcp enable ipv6cp disable ipcp-address on ipcp-dns on authentication-method auto identifier abcd1234@example.jp passphrase PASSWORD tcp-mss auto
    #
    • PPP設定名は"PPP1"としています。
    • identifier, passphrase には、PPPログイン名とPPPパスワードを設定します。
    • 各パラメータの詳細についてはコマンドリファレンスを参照ください
  3. PPPoEインタフェースを設定する
    # interface pppoe0 ppp-configuration PPP1
    # interface pppoe0 numbered
    # interface pppoe0 over lan1
    #
    • ここでは pppoe0 インタフェースを使用します。
    • 使用するPPP設定は先に設定した"PPP1"とします。
    • 2行目と3行目は、工場出荷状態で設定されています。

以上で設定は終了です。PPPoE接続は自動的に開始されます。

注: 必要に応じてNAT/NAPTやDHCPサーバ等の設定を追加してください。