<URL>
URL指定により遠隔ホスト上のファイルを利用する場合に指定します。
スキームにより使用するプロトコルを指定できます。
遠隔ホストをホスト名で指定する場合は、リゾルバ機能が動作している必要があります。
使用可能なプロトコルは機能(コマンド)ごとに異なります。また、遠隔ホスト側で対応するサーバ機能が動作している必要があります。
ファイルへのアクセスにベーシック認証が必要な場合はユーザ名とパスワードをURLに記述します。 ユーザ名またはパスワードの文字列に"@"や"/"等のURLの解釈上問題となる記号が含まれる場合は、URLエンコードに置き換えて記述してください。
スキーム | プロトコル |
---|---|
ftp:// | FTP |
http:// | HTTP |
https:// | HTTPS(HTTP over SSL) |
tftp:// | TFTP |
scp:// | scp(secure copy) |
http://example.jp/firm/seilfirm.img
http://username:password@example.jp/account/list.csv
tftp://example.jp/support/report.txt
注:
URLに"?"を含む場合の入力方法
"?"はコマンドラインヘルプを表示する制御文字であるため、コマンドライン操作では文字として入力できません。文字としての入力方法はユーザインタフェースによって異なります。
- コンソールやTelnetなどコマンドシェルから入力する場合
- Ctrl + v キーの入力後に?キーを入力します。Ctrl + v は、次の文字を制御文字としない事を指示する操作です。操作端末によりキー割り当てが異なる場合があります。
- "load-from"コマンドまたはWebインタフェースでコンフィグファイルを読み込む場合
- 回避操作不要で"?"を入力可能です。
- IIJ SMF sxサービスのコマンドラインコンフィグの場合
- "<url>" のように、URL全体をダブルクォーテーションで括る必要があります。
- SACMサービスのコントロールパネルの場合
- 回避操作不要で"?"を入力可能です。
注:スキームにhttpsを使用する場合の注意事項
- HTTPSのサーバ証明書の検証及び、クライアント認証はサポートしていません
注:スキームにscpを使用する場合の注意事項
- ログイン先のSecure Shellサーバが scp に対応している必要があります。
- Secure Shellプロトコルバージョンは適切なものが自動的に選択されます。
- URLの記述にパスワード文字列が含まれていても無視します。
- known-hostsキャッシュデータベースはSecure Shellクライアント機能と共通です。
注:ホスト名を指定する場合の注意事項
- リモートホストを指定する際にIPアドレスではなくホスト名を指定する場合、名前解決のためにリゾルバの設定が必要です。