D00062
IPv6パケットの送受信によりメモリ使用量が徐々に増え続け、システムの動作が不安定になる可能性がある不具合を修正しました。
- 関係する機能
- IPv6
該当機種 | 修正適用バージョン | 影響を受けるバージョン |
---|---|---|
SEIL/X4, CA10 | 1.02 | 1.00 ~ 1.01 |
不具合の説明
IPv6近隣キャッシュの処理にメモリリークが起きる不具合が存在し、IPv6パケットの送受信によりメモリ使用量が徐々に増え続け、 システムの動作が不安定になり最終的にシステムが再起動する可能性がありました。
不具合発生の条件
IPv6近隣キャッシュが期限切れ等で自動的に解放される際にメモリリークが発生します。 clear ndp-cacheコマンドで明示的にキャッシュを削除する際にはメモリリークは発生しません。
回避・復旧手段
IPフィルタを用いて、IPv6送受信パケットをすべてドロップすることで回避できます。 また定期的にclear ndp-cacheコマンドを実行することでメモリリークの発生をある程度抑制することが可能です。