D00288

ブリッジのメンバーとされているVLANインタフェースの設定を変更すると、当該VLANインタフェースが入力パケットを正しく処理できなくなる場合があります。

関係する機能
VLAN
ブリッジ
該当機種 修正適用バージョン 影響を受けるバージョン
SEIL/X4, CA10 未提供 未確認
SEIL/x86 Ayame 未提供 未確認

不具合の説明

ブリッジのメンバーとして設定されているVLANインタフェースについて、次のいずれかの設定を変更したときに発生します。

  • VLANインタフェースのVID
  • VLANインタフェースを関連付けるGEインタフェース

不具合が発生すると、当該VLANインタフェースは自身と異なるMACアドレスが送信先のユニキャストフレームを受信しなくなります。 これにより次のような影響が発生します。

  • 当該VLANインタフェースに入力された、ブリッジ転送対象となるユニキャストフレームを受信しない(ブリッジされない)
  • 当該VLANインタフェースに入力された、ブリッジインタフェースのIPアドレスをゲートウェイとするIPパケット受信しない(ルーティングされない)

なお、問題発生時であってもマルチキャストフレームおよびブロードキャストフレームは受信します。 また、当該VLANインタフェースを指定したtcpdumpコマンドの動作中は本不具合事象が一時的に回避されます。

回避・復旧手段

当該VLANインタフェースをブリッジのメンバーから一旦削除し、再度メンバーに追加することで復旧可能です。 また、ブリッジメンバーから削除した状態でVLANインタフェースの設定を変更することで事象の発生を回避できます。