dhcp6 client (multiple)
一つまたは複数のインタフェースにDHCPv6クライアントを設定する。
- 実行権限
- admin
- 対象機種
- SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
- 対応バージョン
- ver.5.10以降
dhcp6 client multiple
複数インタフェースへのDHCPv6クライアント設定の有効化または無効化を設定する。
dhcp6 client multiple { enable | disable }
既定値 |
---|
disable |
- enable
- 有効化する
注: multipleモードに対応しない dhcp6 client コマンドは削除されます。
- disable
- 無効化する
注: multipleモードの dhcp6 client コマンドは削除されます。
dhcp6 client primary-interface
優先的なDHCPv6クライアントとして扱うインタフェースを設定する。
dhcp6 client interface { <interface> | system-default }
Note
他の機能がDHCPv6クライアントでのアドレス情報取得を必要とする場合に提供元となるDHCPv6クライアントインタフェースを指定します。
dhcp6 client interface
DHCPv6クライアントをインタフェース毎に有効化または無効化する。
- 設定上限
-
機種 上限 SEIL/B1 4 SEIL/X1 4 SEIL/X2 4 SEIL/x86 Fuji 4 SEIL BPV4 4
dhcp6 client interface <interface> { enable | disable | none }
既定値 |
---|
disable |
- enable
- 有効化する
- disable
- 無効化する
- none
- 無効化し、関連する設定を削除する
dhcp6 client interface rapid-commit
DHCPv6クライアントでのRapid Commitオプションの使用有無を設定する。
dhcp6 client interface <interface> rapid-commit { on | off }
既定値 |
---|
off |
- on
- Rapid Commit オプションを使用する
- off
- Rapid Commit オプションを使用しない
Note
Prefix Delegationが設定されていない場合は、Stateless DHCPv6クライアントとして動作します。
dhcp6 client reconf-accept
DHCPv6クライアントでのReconfigure Acceptオプションの使用有無を設定する。
dhcp6 client interface <interface> reconf-accept { on | off }
既定値 |
---|
off |
- on
- Reconfigure Acceptオプションを使用する
- off
- Reconfigure Acceptオプションを使用しない
Note
offに設定された場合はサーバからのReconfigureメッセージを受け付けません。
dhcp6 client prefix-delegation add
インタフェース毎のPrefix Delegationの設定を追加する。
dhcp6 client interface <interface> prefix-delegation add { <lan> | <vlan> }
sla-id <sla-id>
[ interface-id { <interface-id> | system-default } ]
[ enable | disable ]
既定値 |
---|
disable |
- add
- Prefix Delegationで使用するサブネットを指定する
- sla-id
- SLA IDの指定
既定値 none - <sla-id>
- SLA IDを指定する
設定範囲 0x0000-0xffff
- interface-id
-
Prefix Delegationによって自身に付与するアドレスのInterface IDを指定する。
- <interface-id>
- IPv6アドレス形式のInterface ID
- system-default
- 既定値を使用する
既定値 ::1
- enable
- 有効にする
- disable
- 無効にする
Note
別途ルータ広告を設定することにより、委譲されたプレフィックスをサブネット上で広告できます。
SLA ID の値は、複数のサブネットで重複してはなりません。
Prefix Delegationが動作可能なSLA IDのビット長はサーバより配布されるプレフィックス長によって異なります。 プレフィックス長が/56の場合、動作するSLA IDのビット長は8ビットまでで値の範囲は0x0000から0x00ffまでです。
dhcp6 client prefix-delegation delete
インタフェース毎のPrefix Delegationの設定を削除する。
dhcp6 client interface <interface> prefix-delegation delete { <lan> | <vlan> | all }
- <lan> | <vlan>
- 対象のLANまたはVLANインタフェース
- all
- すべて
dhcp6 client prefix-delegation force-option
他の設定に関係なく prefix delegation をDHCPv6サーバに要求するか否かを設定する。
dhcp6 client interface <interface> prefix-delegation force-option { on | off }
既定値 |
---|
off |
- on
- 要求する
- off
- 要求しない
Note
- "prefix-delegation add ~ "の有無に関わらず、IA_PDオプションをsolicit/requestパケット加えます。
- "prefix-delegation add ~ "を設定せず、force-optionを有効にすることで、プレフィックスの取得のみを行うことができます。