interface <lan>

LANインタフェースを設定する。

実行権限
admin
対象機種
SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
設定上限
機種 上限 設定値
SEIL/B1 2 lan0, lan1
SEIL/X1 3 lan0 - lan2
SEIL/X2 3 lan0 - lan2
SEIL/x86 Fuji 6 lan0 - lan5
SEIL BPV4 6 lan0 - lan5

interface <lan> mdi

LANインタフェースの結線タイプ(MDI/MDI-X)を設定する。

interface <lan> mdi { auto | normal }
interface lan0 port <l2sw_port> mdi { auto | normal }
既定値
auto
auto
自動認識
normal
MDI 固定
reverse
MDI-X 固定

Note

  • 通常は自動認識とし、自動認識で通信ができない場合に、LANインタフェースに接続する機器及びケーブルに対応した種類に変更して下さい。
  • SEIL/X2のlan0インタフェースはポートごとに設定できます。
  • reverseはSEIL/B1,SEIL/x86 Fujiのみ設定できます。
  • SEIL BPV4は設定できません(自動認識固定)。

interface <lan> media

LANインタフェースのメディアタイプ(回線速度)を設定する。

interface <lan> media  { <media> | auto }
interface lan0 port <l2sw_port> media { <media> | auto }
既定値
auto
10baseT
10Mbps 半二重
10baseT-FDX
10Mbps 全二重
100baseTX
100Mbps 半二重
100baseTX-FDX
100Mbps 全二重
1000baseT-FDX
1Gbps 全二重
auto
自動認識(autonego)
lan0 port
LAN0のレイヤ2スイッチポート(SEIL/X2のみ)
<l2sw_port>
ポートの番号(0-3)

Note

  • 通常は自動認識とし、自動認識で通信ができない場合に、LANインタフェースに接続する機器に対応した種類に変更して下さい
  • SEIL/X2のlan0インタフェースはポートごとに設定できます。
注: 10baseT,10baseT-FDXから100baseTX,100baseTX-FDXに変更すると、イーサネットケーブルを抜き差しするまでリンクアップしないことがあります。

interface <lan> address

インタフェースのIPアドレスを設定する。アドレスが設定済みの場合は1つ目のアドレスを上書きする。

interface <lan> address { <IPaddress>[/<prefixlen>] | dhcp [classless-static-route { on | off | system-default }] | router-advertisement | dhcp6 }
<IPaddress>[/<prefixlen>]
インタフェースのIPアドレスとプレフィックス長
dhcp
IPv4アドレスをDHCPクライアント機能で自動設定する
classless-static-route
Classless-Static-Route オプションの使用
on
使用する
off
使用しない
system-default
既定値を使用する
既定値
off
router-advertisement
IPv6アドレスをルータ広告受信機能で取得したプレフィックスから生成する(ステートレス自動設定)
dhcp6
IPv6アドレスをDHCPv6クライアント機能(IA_NA)で自動設定する(ステートフル自動設定)
  • 別途DHCPv6クライアント機能を設定する必要があります。

IPアドレス設定の必要性

経路制御など、IP通信の制御に使用するインタフェースは、IPアドレスを設定する必要があります(ブリッジインタフェースとして使用する場合はこの限りではありません)。

IPアドレスはいくつかの設定方法があります。
  • IPアドレスを明示的に設定する
  • IPCPやDHCP、ルータ広告により自動設定する
  • Unnumberedを設定し、他のインタフェースのアドレスを借りる
注: IPアドレスが設定されていないインタフェースは、IP通信のためのインタフェースとして正常に機能しません。

Note

prefixlenを省略すると、IPv4アドレスはそのアドレスが属するクラスのプレフィックス長が、IPv6アドレスは/64が設定されます。

ハードウェアアドレスから自動生成されたIPv6アドレスがduplicated状態になった場合、該当インタフェースでのIPv6通信をすべて停止します。 停止したIPv6通信を再開するには、IPv6アドレスの重複を解消した後に、該当インタフェース(LANおよびVLANインタフェースのみ)をリンクダウンまたはduplicated状態のSEILを再起動する必要があります。

IP-IPトンネルインタフェース、IPsecインタフェース、にアドレスを設定するには、それぞれのインタフェースを構成する始点及び終点アドレスが設定されている必要があります。

PPPoEインタフェース、PPP インタフェースにアドレスを設定するには、それぞれのインタフェースの ppp-configuration が設定されている必要があります。

IPv4アドレスは最大4個まで、IPv6アドレスは最大8個まで設定できます。

interface <lan> add

インタフェースのIPアドレスを設定する。アドレスが設定済みの場合はエイリアスアドレスとして追加する。

interface <lan> add { <IPaddress>[/<prefixlen>] | dhcp [classless-static-route { on | off | system-default }] | router-advertisement | dhcp6 }
<IPaddress>[/<prefixlen>]
インタフェースのIPアドレスとプレフィックス長
dhcp
IPv4アドレスをDHCPクライアント機能で自動設定する
classless-static-route
Classless-Static-Route オプションの使用
on
使用する
off
使用しない
system-default
既定値を使用する
既定値
off
router-advertisement
IPv6アドレスをルータ広告受信機能で取得したプレフィックスから生成する(ステートレス自動設定)
dhcp6
IPv6アドレスをDHCPv6クライアント機能(IA_NA)で自動設定する(ステートフル自動設定)
  • 別途DHCPv6クライアント機能を設定する必要があります。

IPアドレス設定の必要性

経路制御など、IP通信の制御に使用するインタフェースは、IPアドレスを設定する必要があります(ブリッジインタフェースとして使用する場合はこの限りではありません)。

IPアドレスはいくつかの設定方法があります。
  • IPアドレスを明示的に設定する
  • IPCPやDHCP、ルータ広告により自動設定する
  • Unnumberedを設定し、他のインタフェースのアドレスを借りる
注: IPアドレスが設定されていないインタフェースは、IP通信のためのインタフェースとして正常に機能しません。

Note

prefixlenを省略すると、IPv4アドレスはそのアドレスが属するクラスのプレフィックス長が、IPv6アドレスは/64が設定されます。

ハードウェアアドレスから自動生成されたIPv6アドレスがduplicated状態になった場合、該当インタフェースでのIPv6通信をすべて停止します。 停止したIPv6通信を再開するには、IPv6アドレスの重複を解消した後に、該当インタフェース(LANおよびVLANインタフェースのみ)をリンクダウンまたはduplicated状態のSEILを再起動する必要があります。

IP-IPトンネルインタフェース、IPsecインタフェース、にアドレスを設定するには、それぞれのインタフェースを構成する始点及び終点アドレスが設定されている必要があります。

PPPoEインタフェース、PPP インタフェースにアドレスを設定するには、それぞれのインタフェースの ppp-configuration が設定されている必要があります。

IPv4アドレスは最大4個まで、IPv6アドレスは最大8個まで設定できます。

interface <lan> delete

インタフェースのIPアドレスを削除する。

interface <lan> delete { <IPaddress> | all | dhcp | router-advertisement | dhcp6 }
<IPaddress>
削除するIPアドレス
all
すべてのIPアドレスを削除する
dhcp
DHCPクライアント機能によるIPv6アドレスの取得を停止する
router-advertisement
ルータ広告受信機能によるプレフィックス取得を停止する
dhcp6
DHCPv6クライアント機能によるIPv6アドレスの取得を停止する

Note

IPv6リンクローカルアドレスは削除できません。

interface <lan> queue

キューイング方式を設定する。

interface <lan> queue { normal | cbq }
既定値
normal
normal
通常のキューイング
cbq
CBQによるキューイング
  • 帯域制御機能(cbqコマンド)が設定されている必要があります。

Note

  • 複数のインタフェースでCBQによるキューイングを設定した場合、帯域制御機能の設定により定義されたクラスやフィルタは同一のものが適用されます。
注: <lan> には lan3-lan5 を指定できません。(lan3-lan5はCBQを使用できません)

interface <lan> mtu

インタフェースのMTUを設定する。

interface <lan> mtu { system-default | <size> }
<size>
MTU値
機種 設定範囲
SEIL/B1 1280 - 1500
SEIL/X1 1280 - 1500
SEIL/X2 1280 - 1500
SEIL/x86 Fuji 1280 - 1600
SEIL BPV4 1280 - 1600
system-default
既定値を使用する
既定値
1500

Note

SEIL/x86 FujiはMTUを1600まで設定可能ですが、利用するプラットフォームによっては設定時にエラーとなったり、実際の通信ができない場合があります。仮想環境の場合はホスト側の設定と合わせて確認してください。

interface <lan> tcp-mss

IPv4 TCP MSS調整を設定する。

interface <lan> tcp-mss { <size> | off | auto }
<size>
MSS値
設定範囲 単位
32 - 32767 Byte
off
調整しない
auto
MTU値を元に自動調整する

interface <lan> tcp-mss6

IPv6 TCP MSS調整を設定する。

interface <lan> tcp-mss6 { <size> | off | auto }
<size>
MSS値
設定範囲 単位
32 - 32767 Byte
off
調整しない
auto
MTU値を元に自動調整する

interface <lan> description

インタフェースの説明文を設定する。

interface <lan> description <description>
<description>
説明文
設定範囲 備考
1 - 64文字 空文字列("")指定可
  • 空白文字を含む場合は全体を ' ' (シングルクォーテーション)で囲みます。

Note

  • 説明文は動作に影響しません。