RIPv1, RIPv2
IPv4ネットワークにおいて、RIP(v1,v2)による動的経路制御機能を提供します。
- 設定項目としてインタフェースごとに以下の設定が可能
- 送受信の可否
- バージョン(v2, v2-broadcast, v1)
- 認証使用の有無(MD5, plain-text)
- 送信可としたインタフェースに対して、30秒ごとに 内部経路テーブルに従い経路情報を広告する
- 動的経路を行うインタフェースを監視し、使用不能となったインタフェースに関する経路情報を即座に広告する
- telnet UI上より、動的経路により登録された経路を削除できる(clear route)
- 受信した経路情報はmetric情報を持つ
- metric情報は 1 - 16までの値を持つ。受信した経路情報より、metricが最も小さな経路が経路選択に適用される
- インタフェース毎に入力・出力合計16個の経路フィルタを適用できる
- unnumberedインタフェースには非対応
- RIP でのタイマのデフォルト値と設定可能範囲は下記に示す同一インタフェースに異なるプレフィックスのネットワークが設定されている場合、異なるプレフィックス毎に異なるインタフェースがあるように経路制御を行う
図 1: RIP タイマ一覧 タイマ名称 設定範囲 デフォルト値 単位 update-timer 5-2147483647 30 秒 expire-timer 5-2147483647 180 秒 garbage-collection-timer 5-2147483647 120 秒 - 同一インタフェースであっても、異なるプレフィックスに対しては、別々に経路を広告する
- 同一インタフェースであっても、異なるプレフィックスに対しては、別々にスプリットホライズンの処理が行われる
- 送信パケットの送信元アドレスは、それぞれのプレフィックスに対応するアドレスを使用する