syslog remote-server
システムのメインメモリへ記録するログと異なる条件でのSyslogサーバへのログ転送を設定する。
- 実行権限
- admin
- 対象機種
- SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
- 設定上限
-
機種 上限 SEIL/B1 4 SEIL/X1 4 SEIL/X2 4 SEIL/x86 Fuji 4 SEIL BPV4 4
syslog remote
ログをリモートサーバに送信するか否かを設定する。
syslog remote { on | off }
既定値 |
---|
off |
- on
- 送信する
- off
- 送信しない
syslog remote-server add
ログの転送先のリモートホストの設定を追加する。
syslog remote-server add <name> address <IPaddress>
[port { <port> | system-default }]
[hostname <hostname>]
[facility { <facility> | system-default }]
[sequence-number { on | off }]
[alternate-timestamp { on | off }]
[log-level { <level> | system-default }]
[src { <IPaddress> | auto }]
- <name>
- 追加するエントリの設定名
設定範囲 文字種 予約語 1 - 16文字 [ a-zA-Z0-9 _ ] all - address
- ログ転送先IPアドレスを設定する
- <IPaddress>
- 転送先IPアドレス
- port
- ログ転送先のポート番号を設定する
- <port>
- 転送先ポート番号
設定範囲 1 - 65535 - system-default
- 既定値を使用する
既定値 514
- hostname
- ログ識別子を設定する
既定値 "" - <hostname>
- 識別子
設定範囲 備考 1 - 32文字 [ a-zA-Z0-9 - ], 空文字列("")指定可
- facility
- 送信するログのファシリティを設定する。
既定値 off - <facility>
- ファシリティ値
設定範囲 local0 - local7 - system-default
- 既定値を使用する
既定値 local1
- sequence-number
- 送信するログのメッセージ部にシーケンス番号を付加するか否かを設定する。
既定値 off - on
- 付加する
- off
- 付加しない
- alternate-timestamp
- 送信するログのメッセージ部に送信タイムスタンプを付加するか否かを設定する。
既定値 off - on
- 付加する
- off
- 付加しない(RFC準拠の書式)
- log-level
- ログレベルによる絞り込みを設定する
- 指定したレベル以上のログをリモートホストに送信します。
- <level>
- レベルを指定する
設定値 emerg | alert | crit | error | warning | notice | info | debug - system-default
- 既定値を使用する
既定値 debug
- src
- 送信元IPアドレスを設定する
- <IPaddress>
- 送信元とするIPアドレス
- auto
- 送信元IPアドレスを指定しない
Note
<hostname>で設定された文字列はRFC3164で規定されたHOSTNAMEの位置(タイムスタンプ直後)に挿入されます。
<hostname>の先頭と末尾に"-"を使用することはできません。
起動直後のログのシーケンス番号は1です。シーケンス番号は999999999を越えると1に戻ります。
時刻をMSG部に記録することで、サーバがSYSLOGメッセージを受信した時刻とSEILが送信した時刻の両者を記録可能になります。
debug レベルのログを転送するためには、別途 syslog debug-level on により debug レベルログを記録する設定を行なう必要があります。
このコマンドで設定された送信先ホストには "syslog facility"、"syslog sequence-number"、"syslog alternate-timestamp" の設定は適用されません。
command-log および clear-password は個別に設定できません。共通の設定に従います。
syslog remote-server delete
ログの転送先のリモートホストの設定を削除する。
syslog remote-server delete { <name> | all }
- <name>
- 削除するエントリの設定名
- all
- すべてのエントリ
syslog remote-server modify
ログの転送先のリモートホストの設定を変更する。
syslog remote-server modify <name>
[address <IPaddress>]
[port { <port> | system-default }]
[hostname <hostname>]
[facility { <facility> | system-default }]
[sequence-number <sequence-number-mode>]
[alternate-timestamp <alternate-timestamp-mode>]
[log-level { <level> | system-default }]
[src { <source IPaddress> | auto }]
- <name>
- 変更するエントリの設定名
- パラメータの詳細はsyslog remote-server addを参照