resolver
リゾルバを設定する。
- 実行権限
- admin
- 対象機種
- SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
Note
pingやtracerouteコマンドのパラメータとしてURLやホスト名を使用する場合、SEIL自身がDNSを利用して名前解決を行うためにリゾルバ機能の設定が必要です。
resolver enable/disable
リゾルバを有効化または無効化する。
resolver { enable | disable }
既定値 |
---|
disable |
- enable
- 有効にする
- disable
- 無効にする
Note
"resolver disable" を設定している状態でも、ホスト名データベースによるホスト名解決は行われます。
resolver address add
ホスト名解決に使用するDNSサーバの設定を追加する。
resolver address add { <IPaddress> | ipcp | ipcp-auto | dhcp | dhcp6 }
- 設定上限
-
機種 上限 SEIL/B1 3 SEIL/X1 3 SEIL/X2 3 SEIL/x86 Fuji 3 SEIL BPV4 3
- <IPaddress>
- 任意のDNSサーバのIPアドレス
- IPv6アドレスを指定する場合には、そのDNSサーバがIPv6トランスポートに対応している必要があります
- ipcp
- pppoe0インタフェースのPPP接続時にIPCPで取得したDNSサーバのIPアドレス
- pppコマンドで"ipcp-dns on"が指定されている必要があります。また、pppoe0インタフェース以外のPPP接続で取得したDNSサーバは対象外となります
- ipcp-auto
- PPP接続時にIPCPで取得したDNSサーバのIPアドレスを自動で選択
- ipcp-dnsがonと設定されており、かつIPCPでDNSサーバオプションを合意したPPP及びPPPoEインタフェースのPPP接続で取得したDNSサーバが選択の対象になります
- dhcp
- DHCPクライアント機能で取得したDNSサーバ
- interfaceコマンドで"add dhcp"が指定されている必要があります
- dhcp6
- DHCPv6クライアント機能で取得したDNSサーバ
- dhcp6コマンドで"dhcp6 client"が有効とされている必要があります
Note
ipcp, ipcp-auto, dhcp, dhcp6は、いずれか一つのみ設定できます。
resolver address delete
ホスト名解決に使用するDNSサーバの設定を削除する。
resolver address delete { <IPaddress> | ipcp | ipcp-auto | dhcp | dhcp6 | all }
- <IPaddress>
- 削除するDNSサーバのIPアドレス
- ipcp
- pppoe0インタフェースのPPP接続時にIPCPで取得したDNSサーバのIPアドレス
- ipcp-auto
- PPP接続時にIPCPで取得したDNSサーバのIPアドレスの自動選択
- dhcp
- DHCPクライアント機能で取得したDNSサーバ
- dhcp6
- DHCPクライアント機能で取得したDNSサーバ
- all
- 設定されているすべてのDNSサーバ
resolver domain
DNSへの問い合わせに使用するデフォルトドメインを設定する。
resolver domain <domainname>
既定値 |
---|
無指定 |
- <domainname>
- ドメイン名
設定範囲 文字種 備考 1 - 32文字 [ a-zA-Z0-9 . - ] 空文字列("")指定可
resolver host-database add
リゾルバのホストデータベースにホスト情報を追加する。
- 設定上限
-
機種 上限 SEIL/B1 64 SEIL/X1 64 SEIL/X2 64 SEIL/x86 Fuji 64 SEIL BPV4 64
resolver host-database add <hostname> address <IPaddress>[,<IPaddress>]...
- <hostname>
- 追加するホストのホスト名
設定範囲 文字種 予約語 1 - 80文字 [ a-zA-Z0-9 . - ] "all", "localhost", "localhost."
- address
- ホストのIPアドレス
- <IPaddress>
- IPアドレスを指定
- カンマ区切りで複数(8個まで)設定可能
既定値
ホストデータベースには、あらかじめ次の内容が登録されています。resolver host-database add localhost address 127.0.0.1,::1
resolver host-database add localhost. address 127.0.0.1,::1
Note
- resolver disable と設定している場合も、ホスト名データベースによるホスト名解決は行われます。
resolver host-database delete
リゾルバのホストデータベースからホスト情報を削除する。
resolver host-database delete { <hostname> | all }
- <hostname>
- 削除するホスト情報のホスト名
- <all>
- すべてのホスト情報を削除する
resolver host-database modify
リゾルバのホストデータベースのホストを変更する。
resolver host-database modify <hostname> address <IPaddress>[,<IPaddress>]...
- <name>
- 変更するホスト情報のホスト名
- パラメータの詳細はresolver host-database addを参照
resolver order
ホスト名の解決手段の優先順を設定する。
resolver order { dns-hosts | hosts-dns | system-default }
- dns-hosts
- DNSサーバを優先して利用する
- hosts-dns
- ホスト名データベースを優先して利用する
- system-default
- 既定値を使用する
既定値 hosts-dns
resolver server-priority
DNSサーバの選択方法を指定する。
resolver server-priority { config-order | prefer-static | system-default }
- config-order
-
コンフィグの記述に従う
- "resolver address add" コマンドの記述順に選択されます。
- prefer-static
-
静的アドレス指定のDNSを優先する
- system-default
- 既定値を使用する
既定値 prefer-static