syslog
ログをシステムのメインメモリへ記録する条件および、ログサーバへの送信を設定する。
- 実行権限
- admin
- 対象機種
- SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
syslog command-log
コマンドラインインタフェースで入力されたコマンドをログに記録するか否かを設定する。
syslog command-log { on | off }
既定値 |
---|
off |
- on
- 記録する
- off
- 記録しない
Note
“on”のとき、コマンドは実行完了時に録されます。
入力エラーとなったコマンドは記録されません。
実行したコマンドにパスワード文字列が含まれる場合、"syslog clear-password off"コマンドの設定により、 パスワード文字列が変換(遮蔽)された状態で記録されます(既定値)。
syslog clear-password
コマンドラインの入力内容をログに記録する場合、パスワードを表す文字列を露出するか否かを設定する。
syslog clear-password { on | off }
既定値 |
---|
off |
- on
- 露出する
- off
- 遮蔽する
Note
on の場合、パスワードを表す文字列はそのまま記録されます。 off の場合、パスワードを表す文字列は "******" に変換して記録されます。
syslog debug-level
デバッグレベルのログを記録するか否かを設定する。
syslog debug-level { on | off }
既定値 |
---|
off |
- on
- 記録する
- off
- 記録しない
syslog memory-block
ログ記憶領域の機能ごとの割り当てを設定する。
syslog memory-block <function> { <blocks> | system-default }
- <function>
-
対象の機能名
指定可能な値 application-gateway, dhcp, ether, filter, hdlc, http, ike, ip, isdn, l2tp, nat, ntp, ppp, pppac, queue, route, smf, snmp, system, telnet - <blocks>
- 割り当てるブロック数
機種 設定範囲 SEIL/B1 1 - 45 SEIL/X1 1 - 47 SEIL/X2 1 - 47 SEIL/x86 Fuji 1 - 47 SEIL BPV4 1 - 47 - system-default
- 既定値を使用する
既定値 1
ログの記憶容量の割当
機種 | 1ブロックあたりの保存行数 |
---|---|
SEIL/X1 | 128行 |
SEIL/X2 | 128行 |
SEIL/B1 | 128行 |
SEIL/x86 Fuji | 2000行 |
SEIL BPV4 | 2000行 |
機種 | 初期状態で未割り当てのブロック数 | 初期状態で割り当て済みのブロック数 |
---|---|---|
SEIL/X1 | 46 | 18 |
SEIL/X2 | 46 | 18 |
SEIL/B1 | 44 | 20 |
SEIL/x86 Fuji | 46 | 18 |
SEIL BPV4 | 46 | 18 |
ブロック数の指定方法
例えば、SEIL/B1において一つの機能に44ブロック全てを追加する場合、デフォルトで割り当てられる1ブロックに44を追加するため、45を設定します。同様に四つの機能に11ブロックづつ追加する場合には、それぞれ12を設定します(11を設定すると4ブロック余ります)。
なお、ブロックの割り当て状況は show status syslog コマンドにより確認できます。
syslog remote
ログをリモートサーバに送信するか否かを設定する。
syslog remote { on | off }
既定値 |
---|
off |
- on
- 送信する
- off
- 送信しない
syslog add
ログの送信先とするリモートホストの設定を追加する。
- 設定上限
-
機種 上限 SEIL/B1 4 SEIL/X1 4 SEIL/X2 4 SEIL/x86 Fuji 4 SEIL BPV4 4
syslog add <IPaddress>
- <IPaddress>
- リモートホストのIPアドレス
syslog delete
ログの送信先ホストの設定を削除する。
syslog delete { <IPaddress> | all }
- <IPaddress>
- リモートホストのIPアドレス
- all
- すべて削除する
syslog facility
送信するログのファシリティを設定する。
syslog facility { <facility> | system-default }
- <facility>
- ファシリティ値
設定範囲 local0 - local7 - system-default
- 既定値を使用する
既定値 local1
syslog sequence-number
送信するログのメッセージ部にシーケンス番号を付加するか否かを設定する。
syslog sequence-number { on | off }
既定値 |
---|
off |
- on
- 付加する
- off
- 付加しない
Note
起動時直後のログのシーケンス番号は1です。
シーケンス番号は999999999を越えると1に戻ります。
syslog alternate-timestamp
送信するログのメッセージ部に送信タイムスタンプを付加するか否かを設定する。
syslog alternate-timestamp { on | off }
既定値 |
---|
off |
- on
- 付加する
- off
- 付加しない(RFC準拠の書式)
Note
時刻をメッセージ部に記録することで、サーバが受信した時刻と本装置が送信した時刻を比較可能になります。