ログとログ一覧の読み方
SEILの各機能を提供する内部プログラムは、動作の経過を示すログ、正常な処理完了を示すログ、異常の発生を示すログ、といった様々なログを随時出力します。 出力した機能の種別はfunctionとして、また、注意を必要とする度合いはlevelとして示します。
- ログに含まれる内容は基本的に「事象(結果)」のみを示すものであり、直接的な「発生原因」を示さないことに注意してください。
- 何らかの不具合現象の発生に伴いログを精査する際は、注目した一行のログのみではなく、前後のログや記録頻度、ステータス情報等にも注目する必要があります。
ログ一覧の記載内容
- ログメッセージ
- ログの内容です。 <ipaddress>のように記載されている部分は、 実際には状況に応じて内容が変わることを示しています。この場合は、何らかのIPアドレスの値が表示されます。
- 説明
- 各ログについて、どういった内容であるのかを簡単に説明します。 また、一部のログは典型的な出力要因や対処方法について記載しています。
ログのレベル
ログは、注意を必要とする度合いによって以下のようにレベル分けされています。- alert
- critかつ他のシステムにも悪影響を与える可能性がある
- crit
- (再起動が必要、など)オペレータの介入が必要
- error
- 設定/仕様通りの動作が不可能な問題
- warn
- 異常が疑われる事象が発生した("show log level" コマンドでは "warning" を指定)
- notice
- 正常動作だが特に通知すべき事象
- info
- 一般的な動作状況の通知
- debug
- 開発及び動作解析の ためのより詳細な情報。"syslog debug-level on" が設定されている場合のみ記録される