translator
IPv4-IPv6トランスレータを設定する。
- 実行権限
- admin
- 対象機種
- SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
Note
translator add
プロトコル変換の対象とする仮アドレスと実アドレスの対の設定を追加する。
- 設定上限
-
機種 上限 SEIL/B1 8 SEIL/X1 8 SEIL/X2 8 SEIL/x86 Fuji 8 SEIL BPV4 8
translator add <fake-address> <true-address>
- <fake-address>
- 送信元ホストが送信先とする仮のIPアドレス
- <true-address>
- 送信先ホストの実際のIPアドレス
Note
任意の仮アドレスと実際のホストのアドレスを設定し、仮アドレスへの通信を受信すると、トランスレータによりプロトコルを変換して実アドレスの送信先ホストに中継します。
仮アドレスと実アドレスは、一方がIPv4アドレスでもう一方がIPv6アドレスでなければなりません。
仮アドレスと実アドレスにリンクローカルアドレス及びマルチキャストアドレスは指定できません。
translator add port で指定したポート番号を使用する通信のみが変換の対象となります。
translator add prefix
トランスレータがプロトコル変換対象とするプレフィックスの設定を追加する。
- 設定上限
-
機種 上限 SEIL/B1 1 SEIL/X1 1 SEIL/X2 1 SEIL/x86 Fuji 1 SEIL BPV4 1
translator add prefix <prefix>
- <prefix>
- 付加するプレフィックスを指定する
Note
IPv6ネットワークから特定のプレフィックスを送信先とする通信のプロトコルを変換し、IPv4ネットワークへ中継します。
<prefix>に"2001:0DB8::"を設定すると、送信先を"2001:0DB8::192.168.1.1"とすることで実アドレスが"192.168.1.1"のホストへ送信できます。
translator add port で指定したポート番号を使用する通信のみが変換の対象となります。
translator add port
プロトコル変換の対象とするポート番号の設定を追加する。
- 設定上限
-
機種 上限 SEIL/B1 16 SEIL/X1 16 SEIL/X2 16 SEIL/x86 Fuji 16 SEIL BPV4 16
translator add port <port> [protocol { tcp | udp }]
- <port>
- ポート番号を指定する
設定範囲 1 - 65535 - protocol
- 変換対象プロトコル
既定値 tcp - tcp
- TCPを変換する
- udp
- UDPを変換する
Note
TCPとUDPの両方を変換対象とするには2エントリ設定する必要があります。
translator delete
プロトコル変換の設定を削除する。
translator delete all
translator delete prefix
translator delete <fake-address>
translator delete port <port> [protocol { tcp | udp }]
- all
- すべての設定
- prefix
- プレフィックス
- <fake-address>
- 仮アドレス
- port
- 変換対象のポート番号
- <port>
- ポート番号
設定範囲 0 - 65535
- protocol
- 変換対象プロトコル
既定値 tcp - tcp
- TCP
- udp
- UDP
translator timeout
プロトコル変換のセッションのタイムアウトを設定する。
translator timeout <sec>
既定値 |
---|
300 |
- <sec>
- セッションのタイムアウトまでの時間(秒)
設定範囲 5 - 999999