機種間の互換性

SEILシリーズおよびSA-Wシリーズの互換性について説明します。

コンフィグ

機種によりコンフィグの形式が異なります。
  • 形式が異なるコンフィグは読み込めません(互換性がありません)。
  • コンフィグの形式が同じ機種間ではコンフィグの書式に互換性がありますが、機種ごとに搭載するハードウェアや機能が異なるため入力可能なコマンドやキーは同一ではありません。
1. 機種とコンフィグの形式
機種 コンフィグの形式
SEIL/X1, X2, B1, x86 Fuji, BPV4 コマンドライン形式
SEIL/X4, x86 Ayame, CA10, SA-W1, SA-W2 キー&バリュー形式
ヒント:
SEIL/X1系のコマンドライン形式のコンフィグからSEIL/X4系のキー&バリュー形式のコンフィグに変換するWebアプリケーションが利用できます。
SEILコンフィグ自動変換ツール
SEIL Legacy Config to Recipe Config Converter
GitHubサービスで公開されています。リンク先サイトのWebアプリケーションとしてそのまま利用可能であるほか、JavaScript ライブラリとして独自のアプリケーションに組み込んで利用することができます。

オペレーションコマンド

コマンドの入力形式は概ね共通ですが、指定可能なオプションやパラメータが異なります。
2. パラメータの書式が異なる例イーサネットインタフェースのステータス参照の場合
機種 パラメータの書式
SEIL/X1, X2, B1, x86 Fuji, BPV4 show status interface lan0
SEIL/X4, x86 Ayame, CA10, SA-W1, SA-W2 show status interface.ge0

ファームウェア

ファームウェアは一部の機種を除き各機種専用のファームウェアを使用します。

VPN機能の相互接続性

SEILシリーズとSA-WシリーズとのVPN相互接続は基本的に可能です。ただし、暗号パラメータなどの対応状況が異なるため一致するよう設定する必要があります。

SMFv2 Modeイーサネットインタフェースの扱い

機種によってSMFv2モードでコンフィグのPULLに使用するポートが異なります。

3. 機種とPULLに使用するポート
機種 PULLに使用するポート
SEIL/X1, X2, B1, BPV4 LAN1(lan1)
SEIL/X4, x86 Ayame, SA-W1, SA-W2 GE0(ge0)
SEIL CA10 4/10G(ge4)
SEIL/x86 Fuji すべて

SACMSAコード

SACMのサービスアダプタとして登録するとき、対応するSAコードは機種ごとに異なります。
4. 機種とSAコード
機種 対応するSAコードのプレフィックス
SEIL/X1, X2, X4, B1, x86 Fuji, BPV4, x86 Ayame, CA10 tss
SA-W1, SA-W2 tsw