マルチコアCPUによるパケット転送に対応したハイパフォーマンスルータがSEILシリーズに仲間入りしました。
本日、SEILシリーズに新たな仲間、SEIL/X4が加わりました。
SEIL/X4はSEILシリーズ初となるマルチコアCPUによるパケット転送の並列処理を実現したルータです。 汎用ハードで製作されたSEILアプライアンスシリーズと異なり、SEIL/X1、SEIL/X2以来となる専用設計の機器です。
本装置はマルチコアCPUに対応した新規開発のファームウェアを搭載。SEILアプライアンスシリーズ BPV4と比較してVPNスループットが最大300%と大幅に向上、多拠点VPNを収容するセンター機器として最適なハイパフォーマンスルータです。
SEIL/X4の技術的な話題についてご興味のある方は、IIJ Engineers Blogの記事をぜひご覧ください。
搭載する機能については、従来のSEILシリーズとは一部仕様が異なります。詳細はテクニカルマニュアルをご覧ください。
SEIL/X4はSEILシリーズの大きな特徴であるオートコンフィグレーションを実現するSACMに対応しています。
SACMでは、アクセス回線を接続し電源を入れるだけで自動的にクラウド上のサービスホストから自機の設定を取得して動作するため、技術者による機器設置・設定・疎通確認作業といった導入コストを削減することができます。また、コンフィグを機器自体に保存せず起動するたびにサービスホストから取得するため、機器盗難による情報漏洩のリスクもなくなります。
SACMでは機器の設定変更、管理などをWeb画面やWeb APIから操作することが可能です。 これにより、遠隔から一元的に機器を管理することが可能となり、大幅な運用コストの削減ができます。