Wake on LAN機能の活用例について紹介します。リモートアクセスVPN機能と併用して、外出先から社内PCを起動することが可能になります。
任意のWake on LANに対応したホストのMACアドレスに対して、UDP形式のマジック・パケットを送信して対象ホストを起動させる機能です。コマンドラインインタフェースだけでなく、Wake on LAN 専用のアカウントとパスワードでログイン可能なWebユーザインタフェースからも実行できます。
ネットワーク構成例
Webインタフェース
コマンドラインインタフェース
宛先IPアドレスを指定することで、異なるセグメントにあるPCにもマジックパケット送信可能
# wol 00:E0:4D:00:00:00 interface lan0
# wol 00:E0:4D:00:00:01 dst 192.168.2.15
wol-targetコマンドにより、MACアドレスなどを登録可能
# wol-target add host1 mac-address 00:E0:4D:00:00:00 interface lan0
# wol-target add host2 mac-address 00:E0:4D:00:00:01 dst 192.168.2.15
wol-targetコマンドで予め登録したホストは、登録名の指定だけでマジックパケット送信可能
# wol host1
# wol host2
各種リモートアクセスVPN機能と併用することで、外出先から安全に社内のPCを起動できます。外出先から社内のPCに対してリモートデスクトップ接続して利用する場合でも、接続先の社内PCを常に起動しておく必要もなく、使う時だけ電源を入れて利用可能。無駄な待機電力を低減できます。宛先IPアドレスを指定することで、SEILと異なるセグメントに設置した端末にもマジック・パケットを送信できます。
ネットワーク構成例