FAQ - ファームウェアの更新

Q

ファームウェアとは何ですか?

A

ファームウェア[Firmware]とは、SEILを動かすために不可欠な基本ソフトです。SEILのフラッシュメモリに保存されます。

Q

ファームウェアのバージョンを確認するには?

A

コマンドインタフェースでは"show system version"コマンドを実行してください。

# show system version
SEIL/X1 IPL Monitor version 1.03
SEIL/X1 Ver. 4.63 (RopeBreak18) 

Webインタフェースでは常に画面左上に表示されます。

上記はVer. 4.63の場合の表示です。"(RopeBreak18)"はニックネームです。

Q

ファームウェアを更新するには?

A

SEILのWebUIからファームウェアを更新することができます。ダウンロードページから最新ファームウェアを取得し、SEILのWebUIから「システム管理」を選んで「ファームウェアの更新」に進み、画面の指示に従ってください。

また、SEILのコマンドラインからファームウェアを更新することもできます。ただし、この場合はSEILからHTTP, FTP, SCPなどで ファームウェアを取得可能な外部サーバが用意されている必要があります。

下記のページもご覧ください。

IIJ SMFsxサービスをご利用の場合には?

IIJ SMFsx サービスをご利用の場合は、IIJサービスオンラインからファームウェアを更新できます。詳細はIIJ SMFsxサービスご利用の手引きをご覧ください。

Q

SEILの他機種用のファームウェアを適用できますか?

A

いいえ。専用のファームウェアのみ適用可能です。

Q

SEILのファームウェアはどこで入手できますか?

A

ダウンロードページで最新版ファームウェアを公開しています。

Q

ファームウェア更新時に通信断が発生しますか?

A

ファームウェア更新は、フラッシュメモリ内のファームウェアを書き換えた後に再起動する必要があるため、再起動に伴う通信断が発生します。

フラッシュメモリの書き換えには機種により最大3分程度かかりますが、通信断は発生しません。書き換え完了後も、再起動するまでは更新前のファームウェアで動作します。

新しいファームウェアは再起動後に使用されます。このため再起動に伴う通信断が発生します。

再起動後、通信が復旧するまでの時間は、設定内容によって5分から10分程度かかる場合があります。

  • SEILのWebインタフェース上でファームウェアを更新した場合は、フラッシュメモリ書き換え後自動的に再起動します。
  • SMFサービスのWebインタフェース上でファームウェアを更新した場合は、フラッシュメモリ書き換え後自動的に再起動します。
  • 多拠点VPNを構成する場合は、VPN接続がすべて復旧するまでにより長時間要する場合があります。

Q

ファームウェアを更新するとき、何か注意が必要ですか?

A

次の点にご注意ください。

  1. フラッシュメモリの書き換え中に電源断が発生すると、ファームウェアが不完全な状態となり起動しなくなる(故障となる)可能性があります。書き換えが完了するまで電源を操作しないでください。
  2. システムの負荷が極めて高い状態での更新作業は避けてください。

Q

とても古いファームウェアを使用しています。中間のバージョンを適用せず、最新のバージョンに更新しても問題ありませんか?

A

下記に該当する場合を除いて、問題ありません。

  • SEIL/B1 ver.4.00以前を使用している場合、ver.5.00以降に更新できないことがあります。ver.5.00以降に更新するには、一旦ver.4.34に更新してください。ダウンロードページでver.4.34をダウンロードできます。

PCのOSアップデートのように変更をひとつづつインストールするのではなくシステム全体を一度に書き換える仕組みのため、変更点が多いことによる問題は発生せず、書き換え所要時間の変動もほとんどありません。

Q

新しいファームウェアでこれまでと動作が変わることがありますか?

A

セキュリティ的な観点や情勢により、デフォルトの動作(明示的に設定されていない場合の動作)を変更する場合があります。

変更内容はリリースノートに記載されますので、更新前にご確認ください。

Q

ファームウェアのダウングレードはできますか?

A

必要なバージョンのファームウェアイメージファイルをお持ちの場合は可能です。

但し、下記にご注意ください。

  • 当サイトでは最新版ファームウェアのみ配布しています。
  • 新しいバージョンのみで使用可能な機能が設定されている状態でファームウェアをダウングレードした場合、古いファームウェアを起動したときにコンフィグが不完全な状態になる可能性があります。

Q

ファームウェア更新に失敗したかもしれません。どうすればよいですか?

A

まず本体のステータスLEDの表示状態を確認し、「フラッシュメモリの書き換え実行中の表示」に該当しない状態でSEILを再起動してください。

起動時のLED表示を確認し、「起動時の自己診断エラーの表示」に該当せず、正常起動する場合には、もう一度ファームウェアの更新操作を実施してください。「起動時の自己診断エラーの表示」の表示に該当する場合は故障の可能性がありますので、購入された販売代理店またはご利用サービスのサポート窓口までご連絡くだい。

Q

安定稼働してますがファームウェア更新は必要ですか?

A

最新版のご利用を推奨していますが、ご利用中の機能に関してセキュリティ脆弱性などの致命的な問題が修正されるケースを除いて、基本的に必須ではありません。

不具合修正や利便性の改善、および機能追加等は、新しいファームウェアとして提供しています。リリースノートをご覧頂いた上でご判断ください。

© Internet Initiative Japan Inc.