MACアドレス認証

MACアドレス認証の設定例

このタスクについて

PC等の端末のMACアドレスを認証情報としてRADIUSサーバで集中管理し、複数の拠点から認証に利用する設定例。
  • プリンタ等の固定設置される装置のMACアドレスについて、個別に認証をバイパスすることもできます。
注:
ここでは無線LAN対応機種の設定例を紹介します。無線LAN非対応機種においても適用インタフェースが異なる点を除いて同様の設定となります。

始める前に

認証情報を保持するRADIUSサーバを別途用意する必要があります。

手順

  • 構成イメージ
    • PC-A,PC-B,Mobile についてMACアドレスをRADIUSサーバに登録すると、認証により許可され通信がパスされます。
    • MACアドレス認証が適用されるインタフェースでは、RADIUSサーバによる認証で許可されない不明なMACアドレスからの通信はブロックされます。
    • PrinterについてMACアドレスを認証バイパスの対象として設定すると、認証せずパスされます。
  • SA-W1に設定する情報
    項目 設定内容
    適用インタフェース wlan0, ge1
    RADIUSサーバのIPアドレス 10.0.1.100
    RADIUSサーバとの共有秘密鍵 sharedsecret1234
    認証をバイパスするMACアドレス 02:00:00:00:00:01
  • RADIUSサーバに設定する情報
    Username Password
    01:00:00:00:00:01 01:00:00:00:00:01
    01:00:00:00:00:02 01:00:00:00:00:02
    01:00:00:00:00:03 01:00:00:00:00:03
    • 認証対象の端末のMACアドレスを、ユーザ名及びパスワードとして設定します。
  • 設定例
    admission-control.mac-address.0.service                       : enable
    admission-control.mac-address.0.radius.server.0.ipv4.address  : 10.0.1.100
    admission-control.mac-address.0.radius.server.0.shared-secret : sharedsecret1234
    admission-control.mac-address.0.target.0.interface            : wlan0
    admission-control.mac-address.0.target.1.interface            : ge1
    admission-control.mac-address.0.bypass.0.address              : 02:00:00:00:00:01