show status interface.ge[]

イーサネットのステータスを参照する

コマンドの書式

show status interface.ge[]
show status interface.ge*
show status { interface.ge0p0 | interface.ge1p[0-3]}
interface.ge[]
イーサネットのステータス(スイッチのステータスを含む)
interface.ge0p0
interface.ge1p[0-3]
スイッチのポート個別のステータス

出力例:イーサネットインタフェース(ge0)を指定した場合

interface ge0:
        Status: link up, administratively up
        MTU: 1500
        TCPMSS: none
        TCPMSS6: none
        LastChange: 2012/01/01 09:00:06
        Ipkts: 814, Ierrs: 0, Opkts: 107, Oerrs: 0, Colls: 0
        InOctets: 191904, OutOctets: 26521, InDrops: 30, OutDiscards: 0
        InUnknownProtos: 0
        EthernetAddress: 00:00:5e:00:53:5c
        IP   address: 192.168.10.2 netmask: 255.255.255.0 broadcast: 192.168.10.255
        IPv6 address: fe80::2e0:4dff:fe30:5c%ge0 prefixlen: 64 scopeid: 0x9
interface ge0p0:
        Status: link up, administratively up
        MTU: 1500
        LastChange: 2012/01/01 09:00:02
        Ipkts: 861, Ierrs: 0, Opkts: 108, Oerrs: 0, Colls: 0
        InOctets: 206903, OutOctets: 27043, InDrops: 0, OutDiscards: 0
        InUnknownProtos: 0
        Media: auto (1000baseT Full-Duplex)  
  • 指定インタフェースに関連するスイッチポートのステータスも出力されます

出力例:スイッチポート(ge1p0)を指定した場合

interface ge1p0:
        Status: link up, administratively up
        MTU: 1500
        TCPMSS: none
        TCPMSS6: none
        LastChange: 2012/01/01 09:00:02
        Ipkts: 3875, Ierrs: 0, Opkts: 1698, Oerrs: 0, Colls: 0
        InOctets: 1158824, OutOctets: 351372, InDrops: 0, OutDiscards: 0
        InUnknownProtos: 0
        Media: auto (100baseTX Full-Duplex)

出力例:ポートベースVLAN(アクセスポート)を設定した場合

interface ge1p0:
        Status: link up, administratively up
        MTU: 1500
        TCPMSS: none
        TCPMSS6: none
        LastChange: 2012/01/01 09:00:02
        Ipkts: 3875, Ierrs: 0, Opkts: 1698, Oerrs: 0, Colls: 0
        InOctets: 1158824, OutOctets: 351372, InDrops: 0, OutDiscards: 0
        InUnknownProtos: 0
        Media: auto (100baseTX Full-Duplex)
        Port: access
        VID: 30
コンフィグの例
interface.ge1p0.port : access
interface.ge1p0.vid  : 30

出力例:ポートベースVLAN(トランクポート)を設定した場合

interface ge1p0:
        Status: link up, administratively up
        MTU: 1500
        TCPMSS: none
        TCPMSS6: none
        LastChange: 2012/01/01 09:00:02
        Ipkts: 3875, Ierrs: 0, Opkts: 1698, Oerrs: 0, Colls: 0
        InOctets: 1158824, OutOctets: 351372, InDrops: 0, OutDiscards: 0
        InUnknownProtos: 0
        Media: auto (100baseTX Full-Duplex)
        Port: trunk
        AllowedVIDs: 30, 41-50
        NativeVID: <none>
コンフィグの例
interface.ge1p0.port                : trunk
interface.ge1p0.allowed-vids.0.vid  : 30
interface.ge1p0.allowed-vids.1.vid  : 41-50

説明(イーサネットインタフェース)

項目 項目の意味
Status
link up/down
インタフェースの物理的なリンクのUp/Down
  • スイッチポートのリンク状態に連動します。ge1はge1p[0-3]のいずれか一つ以上がリンクアップ状態の場合に"link up"となります
administratively up
起動時の処理によって有効化されている
  • 常に"administratively up" となります
MTU インタフェースのMTU値
TCP-MSS インタフェースに設定されたIPv4 TCP-MSS値
TCP-MSS6 インタフェースに設定されたIPv6 TCP-MSS値
LastChange "administratively up" または "administratively down" に変化した日時
  • イーサネットインタフェースは "administratively down" に変化しないため、起動時のシステム時刻(時刻合わせに追従しません)が表示されます
Ipkts 受信パケット数
Opkts 送信パケット数
Ierrs エラーとみなした受信パケット数
Oerrs エラーとみなした送信パケット数
  • 送信タイムアウトまたは、送信可能なパケット長やセグメント数を超えるパケットが送信できなかった回数
Colls 送信時にコリジョンを検出した回数(カウントしません)
InOctets 受信バイト数
  • FCS部分を含みません
OutOctets 送信バイト数
  • FCS部分およびゼロパディング部分を含みません
InDrops ドロップした受信フレーム数
  • 受信性能を超える入力によって破棄したフレーム数
OutDiscards 破棄した送信パケット数
  • 送信性能を超える出力によって破棄したフレーム数
  • リンクダウン時に送信できず破棄したフレーム数
InUnknownProtos プロトコルが不明だった受信パケット数(カウントしません)
EthernetAddress インタフェースのMACアドレス
IP address netmask broadcast インタフェースに割り当てられているIPv4アドレス、サブネットマスク、およびブロードキャストアドレス
IPv6 address prefixlen scopeid インタフェースに割り当てられているIPv6アドレス、プレフィックス長、および、スコープID

受信するフレームについて

イーサネットインタフェースに入力されたフレームは、ブロードキャストや本装置自身宛のユニキャスト、および使用機能に対応するマルチキャストのみ受信します。通常はそれら以外のフレームを受信しませんが、tcpdumpの実行中やブリッジに所属している場合など、インタフェースがプロミスキャスモードの場合は受信されます。

説明(スイッチポート)

項目 項目の意味
Status
link up/down
インタフェース(スイッチポート)の物理的なリンクのUp/Down
administratively up
起動時の処理によって有効化されている
  • 常に"administratively up" となります
MTU インタフェースのMTU値
TCP-MSS インタフェースに設定されたIPv4 TCP-MSS値
TCP-MSS6 インタフェースに設定されたIPv6 TCP-MSS値
LastChange "administratively up" または "administratively down" に変化した日時
  • イーサネットインタフェースは "administratively down" に変化しないため、起動時のシステム時刻(時刻合わせに追従しません)が表示されます
Ipkts 受信パケット数
Opkts 送信パケット数
Ierrs エラーとみなした受信パケット数
  • 破損したフレームなど、正常に受信できないフレームが計上されます。
Oerrs エラーとみなした送信パケット数(カウントしません)
Colls 送信時にコリジョンを検出した回数
InOctets 受信バイト数
  • FCS部分を含みます
OutOctets 送信バイト数
  • FCS部分およびゼロパディング部分を含みます
InDrops ドロップした受信パケット数
  • スイッチポートのバッファメモリ不足による破棄の発生により計上されます
OutDiscards 破棄した送信パケット数(カウントしません)
InUnknownProtos プロトコルが不明だった受信パケット数(カウントしません)
Media 回線の種類と速度
  • ge0p0, ge1p[0-3]を指定したときに表示されます
  • リンクが確立していない場合はnoneと表示されます
  • ダウンシフトした場合はDown-Shiftと表示されます
Port ポート種別
VID アクセスポートのVLAN ID
  • アクセスポートの場合に、設定された(転送時に付加する)VLAN IDが表示されます。
AllowedVIDs トランクポートのVIDリスト
  • トランクポートの場合に、設定された(送受信を許可する)VLAN IDが表示されます。
NativeVID ネイティブVLAN ID

Note

GE1インタフェース(Layer-2 Switch)のラーニングテーブルは参照できません。