稼働中のサービスアダプタの仕向け地およびカントリーコードの設定状況を確認する手順。
このタスクについて
無線LANアクセスポイントは利用地域の法規に従って運用しなければならないため、仕向け地に適合するカントリーコードが設定されている必要があります。
始める前に
サービスアダプタの仕向け地はサービスアダプタ本体の外観から判別することができないため、仕向け地が不明なサービスアダプタについて確認するには、コントロールパネルからステータス取得可能な状態である必要があります。
手順
- 仕向け地を確認する
- ステータス取得オペレーションで show system を実行する
SA-W2 IPL Monitor version 1.00
SA-W2 Ver. 3.41 (Release)
H/Wrev : A
CPU : Cortex-A9 r4p1 (Cortex core)
Serial : SAW2-SAX###000256
DistID : 0001-0000-0000-0013-02E0-4DFF-FE35-0E00
Country : jp
- Country の値を確認する
- show systemの結果に表示されるカントリーコードは当該サービスアダプタの仕向け地です。
- Countryの値が"(none)"の場合は"jp"として動作します。
- コンフィグを確認する
- コンフィグ取得オペレーションを実行する
interface.wlan1.channel : auto
interface.wlan1.mode : 11g
[...]
interface.wlan1.country-code : jp
- "interface.wlan[].country-code" の設定有無を確認する
- "仕向け地のカントリーコードを interface.wlan[].country-code" に設定することで、その地域で許可されたチャネルや帯域幅にコンフィグが適合しているかをコンフィグ作成時に検証できます。
- 設定が無い場合は、仕様チャネル等の値が仕向け地に適合するか検証されません。
- 仕向け地と異なるカントリーコードが設定されている場合はコンフィグを修正してください。
- ステータスを確認する
- ステータス取得オペレーションで show status interface.wlan[] を実行する
interface wlan4:
Status: administratively up
[...]
Channel: 52
Country Code: jp
- Country Code の値を確認する
- Country Code はコンフィグに設定された値が表示されます。
- コンフィグにCountry Codeが設定されていない場合は仕向け地のカントリーコードが表示されます。
- 当該アクセスポイントが無効化されている場合は"jp"と表示される場合があります。
- 仕向け地と異なるカントリーコードが表示される場合はコンフィグを修正してください。