IPv4静的経路制御

IPv4静的経路制御を動作させるために必要なコンフィグパラメータの設定例

このタスクについて

本装置をルータとして使用するためには、ネットワーク間のIPパケット転送のために経路制御を設定する必要があります。また、SMFv2サービスのサービスアダプタとして使用する場合は自身がサービスホストと通信するための経路を設定する必要があります。

手順

  • デフォルト経路をPPPoEインタフェースに向ける場合
    route.ipv4.0.destination  : default
    route.ipv4.0.gateway      : pppoe0
  • サービスホストと通信するための経路を設定する場合
    route.ipv4.0.destination  : 202.221.49.0/24
    route.ipv4.0.gateway      : pppoe0
    route.ipv4.0.destination  : 202.221.50.0/23
    route.ipv4.0.gateway      : pppoe0
    • デフォルト経路によりサービスホストとの通信が可能である場合は個別にサービスホスト向けの路を設定する必要はありません。
  • 死活監視によって経路を自動的に切り替える場合
    route.ipv4.0.destination       : 10.0.0.0/8
    route.ipv4.0.gateway           : ipsec0
    route.ipv4.0.distance          : 1
    route.ipv4.0.keepalive         : enable
    route.ipv4.0.keepalive.target  : 172.16.1.1
    
    route.ipv4.1.destination       : 172.16.1.1/32
    route.ipv4.1.gateway           : ipsec0
    
    route.ipv4.2.destination       : 10.0.0.0/8
    route.ipv4.2.gateway           : ipsec1
    route.ipv4.2.distance          : 10
    • ...target に指定された172.16.1.1を死活監視し、ダウンと判定するとroute.ipv4.0...の経路は無効化されます。
    • 監視パケットが監視外の経路で到達することを防ぐため、静的経路を設定します。(route.ipv4.1...)
    • 副系となる経路は、主系よりも...distanceの値を大きく設定します。(route.ipv4.2...)
    注:
    送信先(...destination)が同一となる複数の経路を設定する場合は、必ずdistance値により優先順位を付けてください。