ポートベースVLANと無線LAN間をブリッジする

ポートベースVLANにより分離された二つのセグメントにおいて、それぞれ異なるSSIDの無線LANを利用可能にする設定例です。

このタスクについて

ポートベースVLANと無線LAN間をブリッジするには、VLANタグが付与されたフレームをVLANインタフェースで受信してブリッジする必要があります。

手順

  • 構成イメージ
    • VLANインタフェース(vlan[])は親インタフェースが接続されたスイッチポート上で、VLAN IDが一致するフレームを受信します。
    • VLANインタフェースと無線LANインタフェースを同一のブリッジインタフェースのメンバーとすることで、スイッチポート側と無線LANインタフェース側をブリッジ転送できます。
    • 他のインタフェース間でのIP転送が必要な場合は、ブリッジインタフェースにIPアドレスを設定します。メンバインタフェースにはIPアドレスを設定できません。
  • コンフィグの例
    interface.ge1p0.port                 : trunk
    interface.ge1p0.allowed-vids.0.vid   : 100
    interface.ge1p1.port                 : access
    interface.ge1p1.vid                  : 100
    interface.vlan0.over                 : ge1
    interface.vlan0.vid                  : 100
    interface.bridge0.member.0.interface : vlan0
    interface.bridge0.member.1.interface : wlan0
    interface.bridge0.ipv4.address       : 192.168.0.1/24
    interface.ge0.ipv4.address           : 172.16.0.1/24
    
    interface.ge1p2.port                 : access
    interface.ge1p2.vid                  : 200
    interface.ge1p3.port                 : access
    interface.ge1p3.vid                  : 200
    interface.vlan1.over                 : ge1
    interface.vlan1.vid                  : 200
    interface.bridge1.member.0.interface : vlan1
    interface.bridge1.member.1.interface : wlan1
    • 無線LANインタフェース(wlan0,wlan1)については省略しています。