MACアドレスリストの書式
MACアドレスフィルタ機能で使用するMACアドレスリストの書式
書式の概要
- ファイル名
- 任意
- 改行コード
- CRLFまたはLF
- 書式の概要
- 1行に1個のMACアドレスを記述する
- 1行ごとに1個記述します。
- "#" 以降はコメントとして無視されます。
- 空行は無視されます。
- 最大レコード数はファイルサイズにより制限され、1ファイルあたり512KBまでのリストを読み込めます(コメントや空行を含まない場合で約29,000個)。
- 複数のリストファイルを設定した場合、最大50,000個までのレコードを読み込みます。
- MACアドレスの記述について、"0"の省略はできません。
- 大文字と小文字は区別しません。
- 8bitごとに":"で区切る記法のみ使用できます("-"や"."で区切る記法は使用できません)。
重複に関する注意
MACアドレスの直接指定とMACアドレスリストファイルを併用する場合や、複数のMACアドレスリストファイルを 使用する場合、同一MACアドレスの重複登録に注意してください。- MACアドレスリスト内ではMACアドレスの重複はチェックされません。
- 重複して登録され、かつ処理方法(pass/block)の異なるエントリがある場合、後から読み込み完了したルールが適用されます(コンフィグの記述順によりません)。
- あるMACアドレスリストから読み込み済みのMACアドレスを別のMACアドレスリストへ移動させた場合、次の更新時に意図通りに反映されない場合があります。
URLの変更について
コンフィグに記述されたリスト取得元のURL文字列を変更すると、以前に取得済みのリストの内容を直ちに破棄したうえで新たなURLからのリスト取得を試みます。
リストの取得失敗について
次の場合はリストファイルの取得(ダウンロード)が失敗します。- ファイルサイズが512KBを超えている
- 読み込みに必要な空きメモリが不足している
- 1回のリスト取得につき、30秒経過時点で取得が完了しない
リストの取得に失敗した場合は1分後に再取得を試み、最大10回リトライします。10回のリトライ以降のリスト取得は、コンフィグに設定された定期取得間隔に従います。
リストの取得に失敗したとき、以前に取得成功したリストを保持している場合は、取得済みのリストの内容を維持します。
リストの読み込み失敗について
次の場合はリストの読み込みが失敗します。
- ファイルの内容が書式に一致しない
- 空行を除く、MACアドレス、"#"(コメント)、または空白以外の文字で始まる行が含まれる
- 1行が1024Byte以上となる行が含まれるファイル
- Macintosh形式のテキストファイル(改行コードが"CR"のファイル)
- マルチバイト文字が含まれるファイル