IPv6ネットワークにおける経路制御機能を提供します。
表 1. 仕様概要
項目 |
値 |
IPv6静的経路の設定上限 |
256 |
表 2. デフォルトの動作状態
機能 |
状態 |
備考 |
IPパケットの転送(IPフォワーディング) |
有効 |
無効化できません |
IPv6静的経路 |
無効 |
|
送信先がDirected Broadcastであるパケットの転送 |
無効 |
|
リンクダウン状態のインタフェースのIPアドレスへの通信 |
有効 |
無効化できません |
リンクダウン状態のインタフェースに関連するConnected経路 |
有効 |
無効化できません |
経路の有効化/無効化
- Connected経路
-
- インタフェースにIPアドレスが設定されると、接続されたネットワークへのConnected経路が有効化されます。
- 静的経路
-
- コンフィグで設定された静的経路は、ゲートウェイインタフェースがリンクアップ状態になると有効化されます。
経路の優先順位
各経路にはdistanceを設定できます。
- distanceは1-255を設定でき、distanceが255の経路は無効化されます。
- 送信先が同一の経路は、distanceが最小の経路を選択します。
- 送信先とdistanceが同一かつ、ゲートウェイが異なる経路は、イコールコスト・マルチパス経路として扱います。
表 3. ルーティングプロトコル毎の distance
プロトコル |
distance |
変更可否 |
Connected |
0 |
不可 |
Static |
1 |
可 |
OSPFv3 |
110 |
可 |