interface.lag[]

LAGインタフェースを設定する

LAGインタフェース

リンクアグリゲーションを構成する論理インタフェースです。

コンフィグパラメータ
interface.lag[]...
設定数とインタフェース名
1. 設定数とインタフェース名
機種 設定上限 インタフェース名
SEIL/X4 4個 lag0 - lag3
SEIL/x86 Ayame 4個 lag0 - lag3
SEILアプライアンスシリーズ CA10 4個 lag0 - lag3
キー バリュー
interface.lag[].member.[]...
LAGインタフェースごとのポート構成
設定上限
4個
interface.lag[].member.[].interface
LAGに加えるインタフェース
制約事項:
省略不可
<Interface>
インタフェース名
  • ge[]
  • l2tp[]
注:
各インタフェースは複数のLAGインタフェースに所属できません
interface.lag[].member.[].priority
送受信可能なインタフェースを選出する際の優先度
<Number>
優先度
範囲
0-65535
デフォルト値
32768
  • 数値の小さいインタフェースが優先されます。
  • パケット送信時の振り分けには使用されません。
interface.lag[].max-active-interface
同時に active 状態になるインタフェース数
<Number>
個数を制限する
範囲
1-8
all
全てのインタフェース
デフォルト値
all
  • ...lacp.service : disable を指定する場合は、1またはallのいずれかのみ設定できます。
interface.lag[].lacp.service
LCP機能
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
interface.lag[].lacp.multi-link-speed
伝送速度が異なるインタフェースの所属
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
interface.lag[].load-balance.ether
分散に利用するイーサネットヘッダ
none
使用しない
src-dst
送信元MACアドレス、送信先MACアドレス、VLAN IDを利用する
デフォルト値
src-dst
interface.lag[].load-balance.ip
分散に利用するIPヘッダ
none
使用しない
src-dst

IPv4は送信元IP、送信先IP、プロトコル番号

IPv6は送信元IP、送信先IP、フローラベル

デフォルト値
src-dst
interface.lag[].load-balance.tcp-port
分散に利用するTCPヘッダ
none
使用しない
src-dst
送信元ポート番号、送信先ポート番号
デフォルト値
src-dst
interface.lag[].load-balance.udp-port
分散に利用するUDPヘッダ
none
使用しない
src-dst
送信元ポート番号、送信先ポート番号
デフォルト値
none
interface.lag[].ipv4.address
インタフェースのIPv4アドレス
<IPv4address/Prefixlen>
IPv4アドレスとプレフィックス長
dhcp
DHCPを利用する
interface.lag[].ipv4.alias.[].address
インタフェースのIPv4エイリアスアドレス
設定上限
3個
<IPv4address/Prefixlen>
IPv4アドレスとプレフィックス長
dhcp
DHCPを利用する
interface.lag[].mtu
MTUの変更
制約事項:
  • メンバーにGEインタフェースを含む場合は各インタフェースに同じ値を設定しなければならない
<Size>
MTU値
範囲 単位
1280-1600 Octet
デフォルト値
1500
interface.lag[].ipv4.tcp-mss
IPv4のTCP-MSS調整
<Size>
TCP MSS値
範囲 単位
32-32767 Octet
auto
TCP MSS値の調整値を自動設定する
none
調整しない
デフォルト値
none
interface.lag[].ipv6.address
インタフェースのIPv6アドレス
<IPv6address/Prefixlen>
IPv6アドレスとプレフィックス長
router-advertisement
ルータ広告を利用する
dhcp6
DHCPv6のIA_NAを利用する
interface.lag[].ipv6.alias.[].address
インタフェースのIPv6エイリアスアドレス
設定上限
7個
<IPv6address/Prefixlen>
IPv6アドレスとプレフィックス長
router-advertisement
ルータ広告を利用する
dhcp6
DHCPv6のIA_NAを利用する
interface.lag[].ipv6.router-advertisement.interface-id
ルータ広告受信時にIPv6アドレスの生成に使用するインタフェースID
制約事項:
  • ...ipv6.addressまたは...ipv6.alias.[].addressキーにrouter-advertisementを指定する必要がある
<Number>
インタフェースID
範囲
::1-::ffff:ffff:ffff:ffff
interface.lag[].ipv6.tcp-mss
IPv6のTCP-MSS調整
<Size>
TCP MSS値
範囲 単位
32-32767 Octet
auto
TCP MSS値の調整値を自動設定する
none
調整しない
デフォルト値
none
interface.lag[].description
インタフェースの説明
ヒント:
用途等を把握しやすくするための文字列を設定できます。動作に影響しません。
<String>
文字数
0-64

VRFの設定

キー バリュー
interface.lag[].vrf
インタフェースを割り当てるVRF
<Number>
VRF ID
範囲
0-15
デフォルト値
0

Note

  • DHCPクライアント機能は全インタフェース中で一つのインタフェースにのみ設定可能です。
  • IPv4アドレスを設定する場合は、エイリアスアドレスのみを設定することはできません。エイリアスアドレスには2番目以降のIPアドレスを設定してください。
  • エイリアスアドレスを含めて複数のIPv4アドレスが設定されている場合、パケットの送信時に使用するアドレスは次のようになります。
    • ネットワークアドレスが異なるIPv4アドレスの場合、送信先ネットワークに属するアドレスを選択します。
    • 送信先ネットワークに属するアドレスが複数設定されている場合は、...ipv4.addressに設定されたアドレスを優先し、エイリアス同士の場合は...ipv4.alias.[].address の設定のインデックス番号が若いアドレスを選択します。
  • IPv6リンクローカルアドレスは起動時に自動的に設定されます。