interface.pppac[]

PPPACインタフェースを設定する

PPPACインタフェース

リモートアクセスサーバ機能の構成を管理しクライアントからの接続を待ち受ける論理インタフェースです。

コンフィグパラメータ
interface.pppac[]...
設定数とインタフェース名
1. 設定数とインタフェース名
機種 設定上限 インタフェース名
  • SA-W2
  • SA-W2L
  • 1個
  • pppac0

PPPACインタフェースの設定

キー バリュー
interface.pppac[].ipv4.address
トンネルの終端アドレス
制約事項:
省略不可
<IPv4address>
IPv4アドレス
interface.pppac[].max-session
同時接続数の上限
ヒント:
設定を変更した時点で保持しているセッションは切断することなく維持します。
<Number>
範囲
1-256
デフォルト値
256
interface.pppac[].user-max-session
ユーザごとに同時接続数を制限する
ヒント:
設定を変更した時点で保持しているセッションは切断することなく維持します。
<Number>
範囲
1-16
  • 無指定時は接続数を制限しません。
interface.pppac[].description
インタフェースの説明
ヒント:
用途等を把握しやすくするための文字列を設定できます。動作に影響しません。
<String>
文字数
0-64

認証とIPCPに関する設定

キー バリュー
interface.pppac[].authentication.[]...
認証レルム
設定上限
2個
interface.pppac[].authentication.[].realm.suffix
認証レルムのサフィックス
<String>
文字数 使用できない文字
1-40 ? ¥ "[]
注:
他の認証レルムと重複するサフィックスは設定できません。複数の認証レルムを設定する場合は、一方のみサフィックスを設定する、またはそれぞれ異なるサフィックスを設定する必要があります。
interface.pppac[].authentication.[].type
認証レルムの種類
local
ローカル認証レルムを使用する
注:
...user...キーでユーザアカウントを設定します。
account-list
アカウントリスト認証レルムを使用する
注:
...account-list...キーでアカウントリストを設定します。
radius
RADIUS認証レルムを使用する
注:
...radius...キーでRADIUS連携を設定します。
デフォルト値
local
注:
異なる認証方法を併用するには、複数の認証レルムを設定してください。
interface.pppac[].authentication.[].user.[]...
ローカル認証レルムのユーザ
設定上限
64個 ※全てのローカル認証レルムで共有
interface.pppac[].authentication.[].user.[].name
ユーザのユーザ名
<String>
文字数 使用できない文字
1-32 [ ? ¥ | " ] :
注:
ユーザ名の先頭には"#"を使用できません
interface.pppac[].authentication.[].user.[].password
ユーザのパスワード
<String>
文字数 使用できない文字
1-64 :
interface.pppac[].authentication.[].user.[].framed-ip-address
ユーザへのIPアドレスの割り当て方法
nas-select
アドレスプールから自動で割り当てる
user-select
クライアントから指定されたIPv4アドレスを割り当てる
  • アドレスプールの範囲で指定された場合に割り当てます。
<IPv4address>
固定のIPv4アドレスを割り当てる
  • アドレスプールの範囲内から指定する必要があります。
デフォルト値
nas-select
interface.pppac[].authentication.[].user.[].framed-ip-netmask
ユーザへの割当アドレスのサブネットマスク
<Subnetmask>
サブネットマスク
デフォルト値
255.255.255.255
interface.pppac[].authentication.[].account-list.url
アカウントリスト取得URL

関連:アカウントリストの書式

<URL>
対応URLスキーム 文字数
http://, https:// 1-128
interface.pppac[].authentication.[].account-list.interval
アカウントリスト取得間隔
<Time>
範囲 書式
1m-24h [書式の詳細]
デフォルト値
1h
interface.pppac[].authentication.[].radius.request.timeout
RADIUS要求のタイムアウト
<Time>
範囲 単位
1-300
デフォルト値
9
interface.pppac[].authentication.[].radius.request.retry
RADIUS要求のリトライ回数
<Time>
範囲 単位
1-20
デフォルト値
3
interface.pppac[].authentication.[].radius.request.message-authenticator
RADIUSサーバへのリクエストにMessage-Authenticatorアトリビューションを付加する
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
interface.pppac[].authentication.[].radius.response.message-authenticator
RADIUSサーバからの応答にMessage-Authenticatorアトリビューションを必要とするか
required
必要とする
  • Message-Authenticatorアトリビューションを持たない応答を受け入れません。
optional
任意とする
デフォルト値
optional
interface.pppac[].authentication.[].radius.authentication-server.[]...
認証サーバ
設定上限
4個
interface.pppac[].authentication.[].radius.authentication-server.[].address
認証サーバのアドレス
<IPv4address>
IPv4アドレス
interface.pppac[].authentication.[].radius.authentication-server.[].port
認証サーバのポート番号
<Number>
ポート番号
範囲
1-65535
デフォルト値
1812
interface.pppac[].authentication.[].radius.authentication-server.[].shared-secret
認証サーバの共有シークレット
<String>
文字数
1-32
interface.pppac[].authentication.[].radius.accounting-server-server.[]...
RADIUSアカウンティングサーバ
設定上限
4個
interface.pppac[].authentication.[].radius.accounting-server.[].address
アカウンティングサーバのアドレス
<IPv4address>
IPv4アドレス
interface.pppac[].authentication.[].radius.accounting-server.[].port
アカウンティングサーバのポート番号
<Number>
ポート番号
範囲
1-65535
デフォルト値
1813
interface.pppac[].authentication.[].radius.accounting-server.[].shared-secret
アカウンティングサーバの共有シークレット
<String>
文字数
1-32
interface.pppac[].ipcp.pool.[]...
アドレスプール
設定上限
4個
interface.pppac[].ipcp.pool.[].address
アドレスプールの先頭IPv4アドレス
制約事項:
省略不可
<IPv4address>
IPv4アドレス
注:
他のアドレスプールと重複する範囲は設定できません。
interface.pppac[].ipcp.pool.[].count
アドレスプールの範囲とするアドレスの個数
制約事項:
省略不可
<Number>
範囲
1-1021
  • ナチュラルマスクでネットワークアドレスまたはブロードキャストアドレスにあたるIPアドレスは割り当てません。
interface.pppac[].ipcp.pool.[].type
アドレスプールの種類
static
固定割当用
dynamic
動的割当用
デフォルト値
dynamic
interface.pppac[].ipcp.dns-server.[].ipv4.address
配布するDNSサーバ
設定上限
2個
<IPv4address>
IPv4アドレス
interface.pppac[].ipcp.wins-server.[].ipv4.address
配布するWINSサーバ
設定上限
2個
<IPv4address>
IPv4アドレス
interface.pppac[].ipcp.accept-user-address
クライアントからのIPアドレス指定を許可する
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable

L2TPサービスに関する設定

キー バリュー
interface.pppac[].l2tp.service
L2TPによる接続受け付けの有効化
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
interface.pppac[].l2tp.authentication.[].method
認証メソッド
設定上限
3個
制約事項:
省略不可
<Keyword>
候補
pap | chap | mschapv2| eap-radius
注:

mschapv2 を使用しない場合は、...l2tp.mppe.requirement : disable を設定する必要があります。

eap-radius はRADIUS認証レルムが設定されている場合のみ使用されます。

interface.pppac[].l2tp.keepalive.interval
L2TPキープアライブの送出間隔
<Interval>
範囲 単位
10-3600
デフォルト値
60
interface.pppac[].l2tp.keepalive.timeout
L2TPキープアライブの応答タイムアウト
<Time>
範囲 単位
10-300
デフォルト値
60
interface.pppac[].l2tp.lcp.keepalive.interval
LCPキープアライブの送出間隔
<Time>
範囲 単位
10-86400
none
LCPキープアライブを使用しない
デフォルト値
none
interface.pppac[].l2tp.lcp.keepalive.retry.interval
LCPキープアライブ応答タイムアウト時のリトライ間隔
<Time>
範囲 単位
1-3600
デフォルト値
60
interface.pppac[].l2tp.mppe.requirement
MPPEによる暗号化
required
暗号化を必須とする
注:
認証プロトコルにmschapv2を指定する必要があります。
optional
暗号化を任意とする
注:
認証プロトコルにmschapv2を指定する必要があります。
disable
暗号化を行わない
デフォルト値
optional
interface.pppac[].l2tp.ipsec.requirement
IPsecの必要性
required
IPsec無しの接続を禁止する
optional
IPsec無しの接続も許可する
デフォルト値
required
注:
SSTPのみ使用し、L2TP/IPsecを使用しない場合は、"optional" を明示的に設定してください。
interface.pppac[].l2tp.ipsec.preshared-key
IKE事前共有鍵
制約事項:
IPsecを使用する場合は省略不可
<String>
文字数
1-128
interface.pppac[].l2tp.mru
PPPのMRU
<Size>
範囲 単位
1200-2000 Octet
デフォルト値
1316
interface.pppac[].l2tp.tcp-mss-adjust
TCP-MSSの自動調整
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
interface.pppac[].l2tp.idle-timer
無通信時切断タイマー
<Time>
タイムアウト時間
範囲 単位
10-86400
none
使用しない
デフォルト値
none
interface.pppac[].l2tp.accept-dialin
ダイアルインの受け入れ
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
注:
接続対向がホスト名を要求する場合は、hostnameキーに設定された値を送信します。

SSTPサービスに関する設定

キー バリュー
interface.pppac[].sstp.service
SSTPによる接続受け付けの有効化
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
interface.pppac[].sstp.authentication.[].method
認証メソッド
設定上限
3個
制約事項:
省略不可
<Keyword>
候補
pap | chap | mschapv2| eap-radius
注:

mschapv2 を使用しない場合は、...l2tp.mppe.requirement : disable を設定する必要があります。

eap-radius はRADIUS認証レルムが設定されている場合のみ使用されます。

interface.pppac[].sstp.keepalive.interval
SSTP Echoメッセージの送出間隔
<Interval>
範囲 単位
10-3600
デフォルト値
60
interface.pppac[].sstp.keepalive.timeout
SSTP Echoメッセージの応答タイムアウト
<Time>
範囲 単位
10-300
デフォルト値
60
interface.pppac[].sstp.lcp.keepalive.interval
LCPキープアライブの送出間隔
<Time>
範囲 単位
10-86400
none
LCPキープアライブを使用しない
デフォルト値
none
interface.pppac[].sstp.lcp.keepalive.retry.interval
LCPキープアライブ応答タイムアウト時のリトライ間隔
<Time>
範囲 単位
1-3600
デフォルト値
60
interface.pppac[].sstp.mru
PPPのMRU
<Size>
範囲 単位
1200-2000 Octet
デフォルト値
1400
interface.pppac[].sstp.tcp-mss-adjust
TCP-MSSの自動調整
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
interface.pppac[].sstp.idle-timer
無通信時切断タイマー
<Time>
タイムアウト時間
範囲 単位
10-86400
none
使用しない
デフォルト値
none
interface.pppac[].sstp.certificate
サーバ証明書(PEM形式のX.509証明書)
制約事項:
省略不可
<String>
文字数
1-4096
  • PEM形式のX.509証明書
interface.pppac[].sstp.private-key
サーバ証明書の秘密鍵
制約事項:
省略不可
<String>
文字数
1-4096
interface.pppac[].l2tp.ipsec.requirement
IPsecの必要性
制約事項:
SSTPのみ使用する場合に省略不可("optional"の指定が必要)
required
IPsec無しの接続を禁止する
optional
IPsec無しの接続も許可する
デフォルト値
required
注:
SSTPのみ使用し、L2TP/IPsecを使用しない場合は、"optional" を明示的に設定してください。