show status wlan.air-time.occupancy

エアタイムの混雑状況を参照する

コマンドの書式

show status wlan.air-time.occupancy
show status wlan.air-time.occupancy.80211g
show status wlan.air-time.occupancy.80211a

実効通信速度が低いといった場合の状況確認手段の一つとして利用できます。

実行例

[Air-time occupancy (2.4GHz)]
Current Date: 2012/01/13 02:42:13
Current Channel: 1
 
busy(%)   tx(%)   rx(%)   other(%)
   37.3     4.3    19.5       13.5
 
The air is crowded, if "other(%)" is over 10.0.
 
[Air-time occupancy (5GHz)]
Current Date: 2012/01/13 02:42:13
Current Channel: 100
 
busy(%)   tx(%)   rx(%)   other(%)
    0.1     0.1     0.0        0.0
 
The air is crowded, if "other(%)" is over 10.0.

実行例

status wlan.air-time.occupancy.80211g(80211a) は周波数帯毎の混雑状況を参照します。
Current Date: 2012/01/13 02:42:13
Current Channel: 1
 
busy(%)   tx(%)   rx(%)   other(%)
   37.3     4.3    19.5       13.5
 
The air is crowded, if "other(%)" is over 10.0.

実行例:有効なインタフェースが存在しない場合

no active wlan interface(band=80211a)

実行例:指定した周波数帯をサポートしていない場合

ERROR: specified band is not supported (band='80211a')
項目 意味 備考
Current Date 現在の時間
busy(%) 一定時間内で、エアがビジーだった割合

フレームの送信・受信、ノイズ等によりエアが埋まっていた時間の割合を示します。

低いほど何も行われていないことになり、高いほどなんらかの理由でその周波数帯が使われている(通信かノイズかは不明)ことになります。

busy = tx + rx + otherの等式が成り立ちます。

tx(%) 一定時間内で、本装置が送信をしていた時間の割合
rx(%) 一定時間内で、802.11フレームの受信に使っていた時間の割合 他の装置(自身のクライアント、他のAPのクライアント、AP)等がフレームを送信しており、自分はその受信や待ちをしていた時間の割合を示します。
other(%) エアがビジーであり、かつ送信はせず802.11フレームの受信もなかった時間の割合 ノイズや干渉により正常な通信ができていなかった時間の割合を示します。