interface.wlan[0-3]

2.4GHz帯を使用する無線LANアクセスポイント(IEEE802.11b, 11g, 11n)を設定する

WLANインタフェース(2.4GHz帯)

2.4GHz帯の無線LANアクセスポイントを構成する論理インタフェースです。

コンフィグパラメータ
interface.wlan[]...
設定数とインタフェース名
1. 設定数とインタフェース名
機種 設定上限 インタフェース名
  • SA-W2
  • SA-W2L

コンフィグパラメータ一覧

キー バリュー
interface.wlan[].service
無線LANアクセスポイントの動作
制約事項:
SA-W2L:5GHz帯のアクセスポイントと併用不可
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
interface.wlan[].mode
2.4GHz帯の動作モード
制約事項:
すべての2.4GHz帯の無線LANインタフェースは同一の値とする
11b
IEEE802.11b
11g
IEEE802.11g
11nht20
IEEE802.11n 20MHzチャネル幅
11nht40
IEEE802.11n 40MHzチャネル幅

参照:地域ごとの法規への対応

デフォルト値
11nht20
  • セキュリティモードがwepまたはtkipの場合は11gに固定されます。
  • 地域ごとの法規により利用可能な動作モードが異なります。
interface.wlan[].ipv4.address
無線LANインタフェースのIPv4アドレス
<IPv4address/Prefixlen>
IPv4アドレスとプレフィックス長
interface.wlan[].description
インタフェースの説明
ヒント:
用途等を把握しやすくするための文字列を設定できます。動作に影響しません。
<String>
文字数
0-64
interface.wlan[].ssid
無線LANアクセスポイントのSSID
制約事項:
省略不可
<String>
文字数
1-32
interface.wlan[].hide-ssid
SSIDの隠蔽
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
interface.wlan[].security
セキュリティモード
制約事項:
省略不可
wep
WEPによる暗号化
  • WEPキーに半角英数文字列5文字、または16進数文字列10文字を設定した場合はWEP-40 (40bit鍵)を使用します。
  • WEPキーに半角英数文字列13文字、または16進数文字列26文字を設定した場合はWEP-104 (104bit鍵)を使用します。
wpa-psk-aes
WPA/WPA2-Personal(AES) による暗号化
  • WPA-Mixed(WPA1とWPA2の混在)をサポートします。
wpa-psk-tkip
WPA/WPA2-Personal(TKIP) による暗号化
wpa2only-psk-aes
WPA2-Personal(AES) による暗号化
  • WPA2のみ使用します。
wpa-eap-aes
WPA/WPA2-Enterprise(AES) による暗号化
  • WPA-Mixed(WPA1とWPA2の混在)をサポートします。
  • ユーザ認証に外部RADIUSサーバを使用します。
wpa-eap-tkip
WPA/WPA2-Enterprise(TKIP) による暗号化
  • WPA-Mixed(WPA1とWPA2の混在)をサポートします。
  • ユーザ認証に外部RADIUSサーバを使用します。
wpa2only-eap-aes
WPA2-Enterprise(AES) による暗号化
  • WPA2のみ使用します。
  • ユーザ認証に外部RADIUSサーバを使用します。
none
暗号化無し
interface.wlan[].country-code
コンフィグ検証の判断基準とするカントリーコード
制約事項:
すべての2.4GHz帯の無線LANインタフェースは同一の値とする
<Keyword>
候補
jp | us | ca | my | ph | sg | th | hk | vn

参照:地域ごとの法規への対応

デフォルト値
概要参照
  • 仕向け地のカントリーコードを設定してください。
  • 未設定時は"jp"として検証されます。
interface.wlan[].channel
2.4GHz帯のチャネル
制約事項:
すべての2.4GHz帯の無線LANインタフェースは同一の値とする
<Number>
使用するチャネル
範囲
1-13
auto
チャネル自動選択を使用する
  • 起動時または設定変更時にチャネル自動選択機能が動作します。

参照:地域ごとの法規への対応

デフォルト値
auto
  • 地域ごとの法規により利用可能なチャネルが異なります。
interface.wlan[].wpa-passphrase
WPAパスフレーズ
制約事項:
WPA/WPA2-Personal 使用時にいずれか必須
<String>
文字数
8-63
interface.wlan[].wpa-psk
WPA事前共有鍵
制約事項:
WPA/WPA2-Personal 使用時にWPAパスフレーズまたはWPA事前共有鍵のいずれか必須
<String>
文字数
64 十六進数
interface.wlan[].wpa-gtk-rekey-interval
WPAのGTKの更新間隔
<Time>
範囲 単位
60-86400
デフォルト値
86400
interface.wlan[].wep-key
文字列形式のWEPキー
制約事項:
WEP使用時に文字列形式または十六進数形式のWEPキーのいずれか必須
<String>
文字数
5または13
interface.wlan[].wep-hex-key
十六進数形式のWEPキー
制約事項:
WEP使用時に文字列形式または十六進数形式のWEPキーのいずれか必須
<String>
文字数
10または26 十六進数
interface.wlan[].transmit-power
2.4GHz帯の電波送信出力(%)の上限を指定する
制約事項:
すべての2.4GHz帯の無線LANインタフェースは同一の値とする
<Keyword>
候補
10 | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 | 100

参照:電波の送信出力の自動調整

デフォルト値
100
interface.wlan[].base-rate
マルチキャストフレームおよびマネジメントフレームのベースレート(Mbps)
制約事項:
すべての2.4GHz帯の無線LANインタフェースは同一の値とする
<Keyword>
候補
1 | 2 | 5.5 | 6 | 9 | 11 | 12 | 18 | 24 | 36 | 48 | 54
デフォルト値
11
  • 11bモードの場合は 1, 2, 5.5, 11 Mbpsのみ設定可能
interface.wlan[].max-client
接続を受け入れるクライアント数の上限
none
制限しない
<Number>
範囲
1-64
デフォルト値
none
  • 制限しない場合であっても、セキュリティにWPAまたはWPA2を用いる無線LANインタフェースの接続族上限は周波数帯ごとに合計120
interface.wlan[].band-steering
バンドステアリング
制約事項:
SA-W2Lでは使用不可(none のみ設定可能)
none
バンドステアリングを使用しない
prefer-5ghz
5GHz帯を利用可能な無線LANクライアントからの2.4GHz帯のProbe Requestに対してProbe Responseを送信しない
force-5ghz
5GHz帯を利用可能な無線LANクライアントからの2.4GHz帯のAuthentication Requestに対してエラー(Status Code 12)を返す
  • 認証を拒否したことを示すログを記録します。
デフォルト値
none
interface.wlan[].client-screening.rssi.threshold
RSSIによるクライアントスクリーニングのしきい値
<Number>
しきい値を指定する
範囲
1-99
none
しきい値を設定しない
low
20を設定したものとする
middle
35を設定したものとする
high
45を設定したものとする
デフォルト値
none
interface.wlan[].client-screening.rssi.grace-period
RSSIによるクライアントスクリーニングの猶予期間
<Time>
範囲 単位
1-300
デフォルト値
10
interface.wlan[].client-screening.rate.threshold
転送レートによるクライアントスクリーニングのしきい値
none
制限しない
<Keyword>
しきい値(Mbps)
候補
1 | 2 | 5.5 | 6 | 9 | 11 | 12 | 18 | 24 | 36 | 48 | 54
デフォルト値
none
interface.wlan[].client-screening.rate.grace-period
転送レートによるクライアントスクリーニングの猶予期間
<Time>
範囲 単位
1-300
デフォルト値
10
プライバシセパレータ
キー バリュー
interface.wlan[].privacy-separator
プライバシセパレータの動作
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
WPA/WPA2-Enterprise
キー バリュー
interface.wlan[].eap.nas-ip-address
NAS-IP-Addressとして使用するIPv4アドレス
<IPv4address>
IPv4アドレス
デフォルト値
127.0.0.1
interface.wlan[].eap.nas-identifier
NAS-Identifierとして使用する文字列
<String>
文字数
1-253
デフォルト値
127.0.0.1
interface.wlan[].eap.server.[]...
認証に利用するRADIUSサーバ
設定上限
4個
interface.wlan[].eap.server.[].ipv4.address
外部RADIUSサーバのIPv4アドレス
制約事項:
省略不可
<IPv4address>
IPv4アドレス
interface.wlan[].eap.server.[].port
外部RADIUSサーバのポート番号
<Number>
範囲
1-65535
デフォルト値
1812
interface.wlan[].eap.server.[].shared-secret
外部RADIUSと共有する秘密鍵
制約事項:
省略不可
<String>
文字数
1-64
interface.wlan[].eap.source.ipv4.address
外部RADIUSサーバとの通信に使用するIPv4アドレス
<IPv4address>
IPv4アドレス

動作モードの互換性

それぞれの動作モードでは、下位の動作モードで動作する無線LANクライアントからの通信を受け入れます。

動作モード IEEE802.11b IEEE802.11g IEEE802.11n (2.4GHz) 20MHzチャネル幅 IEEE802.11n (2.4GHz) 40MHzチャネル幅
11b ×
11g × ×
11nht20 ×
11nht40
  • セキュリティモードとしてWEPまたはTKIPを選択した場合は、動作モードに11nht40または11nht20を指定していても、11gとして動作します。