SMF Web Proxy設定

SMFv2 Modeサービスホストとの通信にWeb Proxyを介する環境において、システム既定動作と異なる動作を指定することができます。

本装置は、WPADによりWeb Proxy設定が配布されるネットワークにおいては、Web Proxy設定(proxy.pac)を自動的に取得し、サービスホストとの通信をWeb Proxy経由とします。使用するWeb Proxyを明示的に設定したり、Web Proxyの利用を無効化する場合には、ストレージにSMF Web Proxy設定ファイルを設置する必要があります。
利用可能なストレージ
機種 USBメモリ 内部ストレージ(FAT領域)
SEIL/X4, CA10 ×
SEIL/x86 Ayame ×

設定ファイルの書式

ファイル名
smf-pxy.txt
書式の概要
テキストファイルに、専用の書式で1行の設定を記述します。
1. SMF Web Proxy設定ファイルに記述可能な設定
書式 説明 備考
DISABLE WPADによる設定ファイル(proxy.pac)取得を無効化する
<hostname or IPaddress>[:<port>] Web Proxyの設定の取得元ホストとポート番号(任意)を指定する IPアドレスでなくホスト名を指定する場合は、DNSサーバアドレスをDHCPサーバから取得できる必要があります。
サンプル
proxy.example.jp:8080

USBメモリへの保存について

  • ファイルシステムのルート(最上位階層)に保存してください。
  • USBメモリは電源投入前に接続してください。
  • 起動するたびに読み込む必要があるため、USBメモリを取り外して運用することはできません。
  • 起動時に複数のUSBメモリが接続されていたり、複数のパーティションが存在する場合は、次の順に確認し、最初に見つけた設定ファイルを使用します。
    1. USB0のパーティション0
    2. USB0のパーティション1
    3. USB1のパーティション0
    4. USB1のパーティション1
  • USBメモリのフォーマットはFAT16およびFAT32をサポートします。
注:
  • アクセス中のUSBメモリを取り外すと動作異常の原因となります。

内部ストレージへの保存について

次の手段で内部ストレージのFAT領域へ設定ファイルを保存できます。
  • smf コマンドを実行する
    • システムを起動しシェルにログイン可能である必要があります。
  • 仮想ディスクのFAT領域を他のOSにマウントしファイルを配置する
    • システムを起動せずに設定することができます。