モニタ

指定したイベントの発生(状態の変化)を監視し、発生したイベントをログに記録、およびSNMP Trapにより通知することができます。

1. IPv4/IPv6対応状況
機能 IPv4 IPv6
SNMPトラップ通知 対応 対応
他のホストの応答性監視 対応 対応

監視可能なイベント

物理インタフェースのリンク状態の変化
GEインタフェースまたはスイッチポートのリンク状態を監視します。
機能が有効化された後に発生したイベントを検知すると通知します。
検知可能なイベント
リンクアップ
リンクダウン
PPPの接続状態の変化
PPPインタフェースまたはPPPoEインタフェースのPPP接続を監視します。
機能が有効化された後に発生したイベントを検知すると通知します。
検知可能なイベント
PPPの接続完了(接続成功)
PPPの接続終了(切断)
USBデバイスの取付状態の変化
機能が有効化された後に発生したイベントを検知すると通知します。
検知可能なイベント
デバイスの取り付け
デバイスの取り外し
システム起動
システムが起動して機能が有効化された後に、システム起動の要因を通知します。設定変更によって機能が有効化された場合は通知しません。
検知可能なイベント
不明な要因によるシステム起動
ヒント:
本装置はシステムの起動要因(電源投入やソフトウェア再起動など)を判別できないため、不明な起動要因として検知します。
他のホストの応答性
任意のIPアドレスを指定して定期的にICMP Echo Requestを送信し、応答性の変化を検知すると通知します。
検知可能なイベント
監視アップへの変化
監視ダウンへ変化
監視開始時点では監視対象の応答性が不明なため、不明な状態からの監視アップまたは監視ダウンへの変化として検知されます。

ログの記録

監視対象に指定されたイベントを検知すると、当該イベントのの検知を示すinfoレベルのログを記録します。

SNMPトラップの送信が失敗したとき、本装置の機能上のエラーによるものであった場合には、送信失敗を示すnoticeレベルのログを記録します。

SNMP Trapによる通知

モニタ機能がイベントを検知すると、指定されたホストにSNMPトラップ(SNMPv3)を送信することができます。受信するサーバは、SNMPv3のユーザ認証(HMAC-SHA-96)及び暗号化(CBF-128-AES-128)に対応する必要があります。
注:
SNMP機能とは独立して動作します。

SMFサービスによる設定管理

IIJマルチプロダクトコントローラサービスでは、モニタ機能の設定をコントロールパネル上で管理でき、SNMPトラップサーバを用意することなくEメールでイベントを通知できます。